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山陽新幹線が人と接触 報告せず走行 国交省が検証指示
2018-06-15 02:31:28

14日、福岡県内で山陽新幹線の「のぞみ」が人と接触した事故で、列車の運転士は異常音に気付いたものの、マニュアルで定められた指令所への報告を行っていなかったことから、国土交通省は、運転士がなぜ報告をしなかったのかなど、経緯を検証するようJR西日本に指示しました。
14日午後2時すぎ、博多発・東京行きの「のぞみ176号」の先頭車両のボンネットに人と接触したあとが見つかり、線路上で人の体の一部が発見されました。
JR西日本によりますと、列車の運転士は異常音に気付いていましたが、社内のマニュアルで定められた指令所への報告をせず走行を続けたということです。
このため、国土交通省は、異常音への運転士の対応が適切だったのかや、なぜ報告をしなかったのか、経緯を検証するようJR西日本に指示しました。
石井国土交通大臣は、15日の閣議のあとの記者会見で、「しっかり検証するようJR西日本に指示した。その結果を踏まえ適切に対応していきたい」と述べました。
JR西日本では、去年12月に新幹線の台車に亀裂が見つかるトラブルが起きていて、運転士が危険と判断した場合だけでなく、安全が確認できない場合は直ちに停止させたり、停止させる必要がない場合でも報告したりするようマニュアルで定めています。
JR西日本によりますと、列車の運転士は異常音に気付いていましたが、社内のマニュアルで定められた指令所への報告をせず走行を続けたということです。
このため、国土交通省は、異常音への運転士の対応が適切だったのかや、なぜ報告をしなかったのか、経緯を検証するようJR西日本に指示しました。
石井国土交通大臣は、15日の閣議のあとの記者会見で、「しっかり検証するようJR西日本に指示した。その結果を踏まえ適切に対応していきたい」と述べました。
JR西日本では、去年12月に新幹線の台車に亀裂が見つかるトラブルが起きていて、運転士が危険と判断した場合だけでなく、安全が確認できない場合は直ちに停止させたり、停止させる必要がない場合でも報告したりするようマニュアルで定めています。
事故について、JR西日本は午後4時から大阪市の本社で記者会見を開き、経緯や対応を説明することにしています。
JR西日本の平野賀久副社長が、列車の運転士が異常音に気付いたものの指令所に報告をせずに走行を続けたことなどについて説明するものとみられます。
JR西日本の平野賀久副社長が、列車の運転士が異常音に気付いたものの指令所に報告をせずに走行を続けたことなどについて説明するものとみられます。
ソース:NHK ニュース