大だい企業きぎょう製造せいぞう業ぎょうは２に期き連続れんぞくの悪化あっかか 日銀にちぎん短観たんかん予測よそく

来月らいげつ２に日にちに発表はっぴょうされる日銀にちぎんの短観たんかん＝企業きぎょう短期たんき経済けいざい観測かんそく調査ちょうさについて、民間みんかんのシンクタンクなどの予測よそくがまとまり、代表だいひょう的てきな指標しひょうである大だい企業きぎょうの製造せいぞう業ぎょうの景気けいき判断はんだんは、２に期き連続れんぞくで悪化あっかすると見込みこまれています。

日銀にちぎんの短観たんかんは３さんか月かげつごとに国内こくないのおよそ１いち万まん社しゃに景気けいきの現状げんじょうや見通みとおしなどを尋たずねる調査ちょうさで、来月らいげつ２に日にちの発表はっぴょうを前まえに、民間みんかんのシンクタンクなど15社しゃの予測よそくがまとまりました。

この中なかで、景気けいきの現状げんじょうについて「良よい」と答こたえた企業きぎょうの割合わりあいから「悪わるい」と答こたえた企業きぎょうの割合わりあいを差し引さしひいた値ねは、大だい企業きぎょうの製造せいぞう業ぎょうでプラス20から23ポイントと、15社しゃすべてが前回ぜんかいのプラス24ポイントから２に期き連続れんぞくで悪化あっかすると予想よそうしています。

背景はいけいには、アメリカのトランプ政権せいけんによる保護ほご主義しゅぎ的てきな政策せいさくをきっかけとした世界せかい的てきな貿易ぼうえき摩擦まさつへの懸念けねんや輸出ゆしゅつの伸のびが鈍にぶっていることが挙あげられています。

一方いっぽう、大だい企業きぎょうの非ひ製造せいぞう業ぎょうはプラス21から24ポイントと、前回ぜんかいのプラス23ポイントからほぼ横よこばいという予想よそうが多おおくなっています。

アメリカの通商つうしょう政策せいさくの影響えいきょうや深刻しんこく化かする人手ひとで不足ふそくなど、企業きぎょうの経営けいえい環境かんきょうは予断よだんを許ゆるさない状況じょうきょうが続つづいているだけに、今回こんかいの短観たんかんの景気けいき判断はんだんが注目ちゅうもくされます。

ソース：NHK ニュース