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殺害のITセミナー講師 容疑者の男とネット上でトラブルか
2018-06-25 09:28:12
福岡市でIT関係のセミナーの講師が殺害された事件で、殺人などの疑いで逮捕された男と見られる人物とこの講師が、インターネット上でトラブルになっていたことがわかりました。警察は男が一方的に恨みを募らせ、待ち伏せして襲ったと見て、いきさつを調べています。
24日夜、福岡市中央区にある企業の創業支援施設で、IT関係のセミナーの講師を務めた、東京・江東区の会社員岡本顕一郎さん(41)がセミナーの終了後、男に背中や胸などをナイフで刺され、死亡しました。
警察は交番に出頭した福岡市東区の無職、松本英光容疑者(42)を殺人などの疑いで逮捕しました。
調べに対し、容疑を認め、「ネット上で恨んでいた。死なせてやろうと思った」などと供述しているということです。
松本容疑者と見られる人物は、インターネット上でほかの人を挑発したり、不快にしたりする「荒らし」と呼ばれる行為を繰り返し、こうしたやり取りの中で、岡本さんとトラブルになっていました。
警察によりますと、直接の面識はなかったとみられています。
また、交番に出頭した時間帯に、インターネット上に「俺を『低能先生です』の一言でゲラゲラ笑いながら通報・封殺してきたお前らへの返答だ。『こんなことになるとは思わなかった』なんてほざくなよ。これから近所の交番に自首して俺自身の責任をとってくるわ」などと書き込まれているのが見つかりました。
警察は事件のあと、松本容疑者が書いたものか確認を急いでいます。
警察は岡本さんに一方的に恨みを募らせ、待ち伏せして襲ったと見ていきさつを調べています。
警察は交番に出頭した福岡市東区の無職、松本英光容疑者(42)を殺人などの疑いで逮捕しました。
調べに対し、容疑を認め、「ネット上で恨んでいた。死なせてやろうと思った」などと供述しているということです。
松本容疑者と見られる人物は、インターネット上でほかの人を挑発したり、不快にしたりする「荒らし」と呼ばれる行為を繰り返し、こうしたやり取りの中で、岡本さんとトラブルになっていました。
警察によりますと、直接の面識はなかったとみられています。
また、交番に出頭した時間帯に、インターネット上に「俺を『低能先生です』の一言でゲラゲラ笑いながら通報・封殺してきたお前らへの返答だ。『こんなことになるとは思わなかった』なんてほざくなよ。これから近所の交番に自首して俺自身の責任をとってくるわ」などと書き込まれているのが見つかりました。
警察は事件のあと、松本容疑者が書いたものか確認を急いでいます。
警察は岡本さんに一方的に恨みを募らせ、待ち伏せして襲ったと見ていきさつを調べています。
ネットの書き込みは
今回の事件で死亡した岡本さんと松本容疑者の間には、インターネット上でトラブルが起きていたと見られる記録が残っています。
松本容疑者はネット上で「低能先生」と呼ばれていたと見られますが、岡本さんはその「低能先生」から「お下劣な言葉を定期的に投げかけられている」とインターネット上のブログに書き込んでいます。
岡本さんはインターネットサイトの運営会社に、ネット上での活動を停止するよう何度も求め、そのたびに運営元はアカウントを凍結していたと見られますが、「低能先生」と呼ばれる人物はアカウントを複数つくり「荒らし」を繰り返したと見られます。
こうした状況について、インターネット上には「おまえみたいなカスがリアルで行動できるわけないだろう」という意見が見られるのに対して、松本容疑者が犯行について書いたと見られる投稿には「『こんなことになるとは思わなかった』なんてほざくなよ」という書き込みもみられます。
また、今回の事件を受けて、ネット上では10年前、平成20年に東京・秋葉原で通り魔事件を起こした加藤智大死刑囚が、インターネットの掲示板での居場所がなくなったことを犯行の動機にしていたことに言及し、今回の事件も秋葉原の事件と同じ構造ではないかとする意見も見られます。
松本容疑者はネット上で「低能先生」と呼ばれていたと見られますが、岡本さんはその「低能先生」から「お下劣な言葉を定期的に投げかけられている」とインターネット上のブログに書き込んでいます。
岡本さんはインターネットサイトの運営会社に、ネット上での活動を停止するよう何度も求め、そのたびに運営元はアカウントを凍結していたと見られますが、「低能先生」と呼ばれる人物はアカウントを複数つくり「荒らし」を繰り返したと見られます。
こうした状況について、インターネット上には「おまえみたいなカスがリアルで行動できるわけないだろう」という意見が見られるのに対して、松本容疑者が犯行について書いたと見られる投稿には「『こんなことになるとは思わなかった』なんてほざくなよ」という書き込みもみられます。
また、今回の事件を受けて、ネット上では10年前、平成20年に東京・秋葉原で通り魔事件を起こした加藤智大死刑囚が、インターネットの掲示板での居場所がなくなったことを犯行の動機にしていたことに言及し、今回の事件も秋葉原の事件と同じ構造ではないかとする意見も見られます。
犯行後に帰宅か
これまでの調べで、松本容疑者は交番に出頭した際、血のついたナイフを持っていたことがわかっていますが、事件現場で目撃されたものとは違う服装だったことが警察への取材でわかりました。
また、自宅のアパートに住む人によりますと、事件のあと、アパートの階段などに血のあとがついていたということで、警察は松本容疑者が交番に出頭するまでの間、自宅に寄ったとみて調べています。
一方、インターネット上には出頭の直前、「これから近所の交番に自首し、俺自身の責任をとってくる」などと書き込まれていたことから、警察は松本容疑者が書いたものか確認を急ぐとともに、犯行から出頭までのおよそ3時間の行動について捜査しています。
また、自宅のアパートに住む人によりますと、事件のあと、アパートの階段などに血のあとがついていたということで、警察は松本容疑者が交番に出頭するまでの間、自宅に寄ったとみて調べています。
一方、インターネット上には出頭の直前、「これから近所の交番に自首し、俺自身の責任をとってくる」などと書き込まれていたことから、警察は松本容疑者が書いたものか確認を急ぐとともに、犯行から出頭までのおよそ3時間の行動について捜査しています。
同じアパートの住民から戸惑いの声
福岡市東区筥松にある松本容疑者の自宅と同じアパートの住民からは、突然の事件に対して戸惑いの声が聞かれました。
このうち、13年間、同じ階に住んでいるという58歳の女性は「あいさつをすると、静かにニコッと笑うようなおとなしい印象だったので、おそろしい事件を起こすとはとても信じられません。長年、隣に住んでいますが、これまで争うような声など、トラブルを感じることもなかったので、本当に驚いています」と話していました。
また、事件のあと、松本容疑者が乗り捨てたと見られる自転車を警察が回収する際に同行したという同じ階の23歳の男性は「自転車は黒っぽい色で、川の土手に乗り捨てられていました。大きく壊れている様子はありませんでしたが、ハンドルやサドルの部分に血がべっとりとついているのが見えました。松本容疑者とはあいさつを交わすくらいの関係でしたが、顔見知りが事件に関わったと聞いて、驚きのあまり現実感がありません」と話していました。
このうち、13年間、同じ階に住んでいるという58歳の女性は「あいさつをすると、静かにニコッと笑うようなおとなしい印象だったので、おそろしい事件を起こすとはとても信じられません。長年、隣に住んでいますが、これまで争うような声など、トラブルを感じることもなかったので、本当に驚いています」と話していました。
また、事件のあと、松本容疑者が乗り捨てたと見られる自転車を警察が回収する際に同行したという同じ階の23歳の男性は「自転車は黒っぽい色で、川の土手に乗り捨てられていました。大きく壊れている様子はありませんでしたが、ハンドルやサドルの部分に血がべっとりとついているのが見えました。松本容疑者とはあいさつを交わすくらいの関係でしたが、顔見知りが事件に関わったと聞いて、驚きのあまり現実感がありません」と話していました。
ソース:NHK ニュース