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タイ 洞窟遭難 子どもたちの救出開始
2018-07-08 04:23:38

タイ北部の洞窟から出られなくなっている少年など13人について、救出活動の責任者は少年たちを洞窟の外へと救出する活動を始めたと発表しました。最も早い人は日本時間の8日午後11時ごろに洞窟の外へ出てくる見込みだとしています。
タイ北部チェンライ県の地元サッカーチームに所属する少年12人とコーチの合わせて13人は、入り口から5キロ余り入った場所で大量の水に阻まれて動けなくなっていました。
救出活動の責任者は、少年たちを洞窟の外へと連れ出す活動を始めたと発表し、日本時間の8日正午にダイバーたちが洞窟に入り、少年たちのもとへ向かっていると明らかにしました。
救出は1人ずつ間隔をおいて行われ、最も早い人は日本時間の8日午後11時ごろに洞窟の外へ出てくる見込みで、全員が救出されるまでには2日から3日かかる見通しだとしています。
救出は水の中を潜らなければならないところがあるため、少年1人あるいはコーチ1人につきダイバー2人が補助しながら洞窟の入り口を目指します。
13人は先月23日に洞窟に入ったあと、大雨で流れ込んだ大量の水に阻まれて出られなくなりました。
タイの軍や警察のほか日本を含めた各国も支援して捜索が行われた結果、行方がわからなくなってから10日目に全員生存していることが確認されました。
その後、少年たちに食事を提供し、潜水器具を使う訓練を行うなどして、洞窟から救出するための準備が進められていました。
救出活動の責任者は、少年たちを洞窟の外へと連れ出す活動を始めたと発表し、日本時間の8日正午にダイバーたちが洞窟に入り、少年たちのもとへ向かっていると明らかにしました。
救出は1人ずつ間隔をおいて行われ、最も早い人は日本時間の8日午後11時ごろに洞窟の外へ出てくる見込みで、全員が救出されるまでには2日から3日かかる見通しだとしています。
救出は水の中を潜らなければならないところがあるため、少年1人あるいはコーチ1人につきダイバー2人が補助しながら洞窟の入り口を目指します。
13人は先月23日に洞窟に入ったあと、大雨で流れ込んだ大量の水に阻まれて出られなくなりました。
タイの軍や警察のほか日本を含めた各国も支援して捜索が行われた結果、行方がわからなくなってから10日目に全員生存していることが確認されました。
その後、少年たちに食事を提供し、潜水器具を使う訓練を行うなどして、洞窟から救出するための準備が進められていました。
懸念や難所は
少年たちが待機している所から洞窟の入り口まではおよそ5キロの道のりです。多くの場所が水につかり、スキューバダイビングで通過しなければならない場所があります。訓練されたダイバーでも入り口に戻るまでには5時間かかるといいます。
救出の際には少年1人につき2人のダイバーがつきます。
水は非常に濁っていて視界がほとんどきかないということで、洞窟の入り口まで引かれたガイドロープが頼りです。
とても長い道のりなので、空気ボンベを途中で何度も交換しながら進みます。交換用のボンベは洞窟の中に25メートルおきに配置されています。
少年たちはいくつもの難所を超えなければなりません。
洞窟が非常に狭まっていて人が1人くぐり抜けるのがやっとという所があります。岩を砕いてできるだけ通路を広げる作業が行われてきましたが、体を通すだけでなくマスクやボンベ、ホースなど潜水機材に大きな衝撃を与えないように通過しなければなりません。
さらに数メートルの深さまで潜らなければならない場所があるということです。
このほかにも長い区間、水につかった状態で移動しなければならない場所や、天井が低くて体をかがめないと通過できない場所などが点在しています。
心配されているのは、特に潜水中に少年たちがパニックに陥ることです。恐怖から過呼吸をおこしたり、深いところに潜ったときの耳の痛み、めまいや吐き気などからパニックになるおそれがあります。
少年たちがパニックに陥った場合、ダイバーたちは濁った水の中で十分に助けられないおそれがあるばかりか、少年たちが必至にしがみついてダイバーも巻き込まれる危険性があります。
今月2日に発見されて以降、訓練が続けられてきたということですが、この短い期間では習熟にも限度があります。
また、今月6日には救出活動にあたっていた38歳のダイバーが死亡し、洞窟内の環境の厳しさが浮き彫りになりました。
少年たちにダイビングをさせて、洞窟の外まで連れ出す方法については、救出作業を指揮する人たちもその難しさを認めていました。
救出の際には少年1人につき2人のダイバーがつきます。
水は非常に濁っていて視界がほとんどきかないということで、洞窟の入り口まで引かれたガイドロープが頼りです。
とても長い道のりなので、空気ボンベを途中で何度も交換しながら進みます。交換用のボンベは洞窟の中に25メートルおきに配置されています。
少年たちはいくつもの難所を超えなければなりません。
洞窟が非常に狭まっていて人が1人くぐり抜けるのがやっとという所があります。岩を砕いてできるだけ通路を広げる作業が行われてきましたが、体を通すだけでなくマスクやボンベ、ホースなど潜水機材に大きな衝撃を与えないように通過しなければなりません。
さらに数メートルの深さまで潜らなければならない場所があるということです。
このほかにも長い区間、水につかった状態で移動しなければならない場所や、天井が低くて体をかがめないと通過できない場所などが点在しています。
心配されているのは、特に潜水中に少年たちがパニックに陥ることです。恐怖から過呼吸をおこしたり、深いところに潜ったときの耳の痛み、めまいや吐き気などからパニックになるおそれがあります。
少年たちがパニックに陥った場合、ダイバーたちは濁った水の中で十分に助けられないおそれがあるばかりか、少年たちが必至にしがみついてダイバーも巻き込まれる危険性があります。
今月2日に発見されて以降、訓練が続けられてきたということですが、この短い期間では習熟にも限度があります。
また、今月6日には救出活動にあたっていた38歳のダイバーが死亡し、洞窟内の環境の厳しさが浮き彫りになりました。
少年たちにダイビングをさせて、洞窟の外まで連れ出す方法については、救出作業を指揮する人たちもその難しさを認めていました。
取材陣に退去求める
洞窟の入り口からおよそ300メートル離れた場所にはタイ政府が設置したテントがあり、これまでは地元メディアや世界各国の報道機関がここを拠点に取材を続けていました。
しかし現地時間の8日午前6時半ごろ(日本時間の午前8時半ごろ)、その場所で取材をしていたすべての報道陣に対して、警察が救出作業の妨げになるとして2時間半以内にその場所から退去するよう指示しました。
これを受けて報道陣は、警察から指定されたおよそ2.5キロ離れた新しい取材拠点に移動しました。
しかし現地時間の8日午前6時半ごろ(日本時間の午前8時半ごろ)、その場所で取材をしていたすべての報道陣に対して、警察が救出作業の妨げになるとして2時間半以内にその場所から退去するよう指示しました。
これを受けて報道陣は、警察から指定されたおよそ2.5キロ離れた新しい取材拠点に移動しました。
ソース:NHK ニュース