ＳＮＳに支援しえん求もとめる声こえ続々ぞくぞく…私わたしたちにできることは？

今回こんかいの豪雨ごうう被害ひがいの被災ひさい地ちの人ひとたちや、その知り合しりあいとみられる人ひとたちからは、インターネットのツイッターなどに服ふくや歯ブラシはぶらしなど必要ひつような物資ぶっしや人手ひとでを求もとめる声こえが寄よせられています。私わたしたちにできることは何なにでしょうか。

岡山おかやま県けん倉敷くらしき市し真備まび町まちで避難ひなん所しょになっている小学校しょうがっこうの情報じょうほうとする投稿とうこうでは「紙かみコップ、ゴム手袋てぶくろ、レジ袋ぶくろ、ポリ袋ぶくろ、お茶おちゃ、塩しおあめなどが不足ふそくしています」としたうえで「もし即応そくおうできる方ほうがいらっしゃいましたら、情報じょうほう拡散かくさんお願おねがいします」と呼よびかけていました。

また、広島ひろしま県けん呉くれ市し安浦やすうら町まちのＪＲじぇいあ-る安浦やすうら駅えきなどの写真しゃしんとともに送おくられた投稿とうこうでは「汚泥おでいひどい、固定こてい電話でんわつながらず、新聞しんぶんも届とどかない。ガソリン、飲料いんりょう水すい不足ふそく。物資ぶっし届とどかず。陸路りくろは１いちルートのみ。空そらからでも海うみからでも物資ぶっしほしい」と切実せつじつな声こえが寄よせられています。

さらに広島ひろしま県けんに住すむとみられる人ひとからの投稿とうこうでは「断水だんすいって本当ほんとうにキツイ。トイレを流ながすのに４よんリットルもくまないといけない・お風呂ふろに入いれない・水みずを使つかった料理りょうりができない・洗濯せんたく物ぶつが回まわせない・飲のみ水すいがない・２にリットルの水みずは600円えん・毎日まいにち行列ぎょうれつを並ならんで６ろくリットルしかもらえない本当ほんとうにお水みずって大切たいせつ」と厳きびしい現状げんじょうを訴うったえていました。

一方いっぽう、愛媛えひめ県けん西にし予市しの被災ひさい地ちからは「現在げんざいは水みずも引ひいて住民じゅうみん総出そうでの復旧ふっきゅう作業さぎょう中ちゅうです！県内けんない外がいの方ほうから多おおくの支援しえんを受うけています。まだまだ人手ひとでが足たりない状況じょうきょうなので、ボランティアや募金ぼきん支援しえんよろしくお願おねがいします！」と人手ひとでを求もとめる声こえもありました。

支援しえん物資ぶっし受け入うけいれを中断ちゅうだんする自治体じちたいも

一方いっぽうで支援しえん物資ぶっしの受け入うけいれを中断ちゅうだんしている自治体じちたいも出でています。

このうち、岡山おかやま県けん倉敷くらしき市しでは個人こじんからの支援しえん物資ぶっしの受け入うけいれを休止きゅうししています。倉敷くらしき市しによりますと、市し側がわの受け入うけいれ体制たいせいが整ととのっていないうえ、避難ひなん所しょなどへの配送はいそうが滞とどこおっているということです。

また、広島ひろしま県けん熊野くまの町まちでも受け入うけいれ体制たいせいができていないことから、支援しえん物資ぶっしの受け入うけいれを中断ちゅうだんしています。町まちでは、企業きぎょうなどに依頼いらいして支援しえん物資ぶっしを届とどけてもらっているため、今いまのところ不足ふそくしているものはないということです。

倉敷くらしき市しや熊野くまの町まちでは支援しえん物資ぶっしを受け入うけいれる場合ばあいは、ホームページなどで知しらせることにしています。

一方いっぽう、愛媛えひめ県けん西にし予市しは、ホームページで被災ひさいした地域ちいきでの受け入うけいれ態勢たいせいを整ととのえるのが難むずかしく、現場げんばに混乱こんらんを来きたすおそれがあるとして、市しから要請ようせいをした機関きかんからの支援しえん物資ぶっしだけを受け付うけつけ、それ以外いがいの物資ぶっしの受け入うけいれを辞退じたいすると公表こうひょうしています。

そのうえで「義援金ぎえんきんやふるさと納税のうぜいによる応援おうえんの形かたちで、皆様みなさまのご支援しえんを受け入うけいれられるよう準備じゅんびをしております」として日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃや中央ちゅうおう共同きょうどう募金ぼきん会かいでの義援金ぎえんきんの受付うけつけや、ふるさと納税のうぜいができるサイトの利用りようを呼よびかけています。

専門せんもん家か「支援しえんの前まえに確認かくにんを 義援金ぎえんきんも支援しえんの１ひとつ」

災害さいがい時じの避難ひなん所しょの運営うんえいに詳くわしい災害さいがいリスク評価ひょうか研究所けんきゅうじょの松島まつしま康生やすおさんは「大量たいりょうの救援きゅうえん物資ぶっしを被災ひさい地ちに送おくると現地げんちで仕分しわけが必要ひつようとなり、大おおきな負担ふたんになる場合ばあいがある。また、必要ひつような救援きゅうえん物資ぶっしも食料しょくりょうや水みずなどからタオルや下着したぎ類るいなどへと刻こく一いち刻こくと変化へんかしていく。まずは被災ひさい自治体じちたいでそもそも支援しえん物資ぶっしを受け付うけつけているのか、どの物資ぶっしが不足ふそくしているのか、きちんと確認かくにんすることが大切たいせつだ」と指摘してきしています。

また、松島まつしまさんは「物資ぶっしを送おくると被災ひさい自治体じちたいの負担ふたんが大おおきい場合ばあいは物資ぶっしではなく、義援金ぎえんきんやふるさと納税のうぜいを寄付きふすることも支援しえんの１ひとつになる」と話はなしています。

ソース：NHK ニュース