なぜヨーロッパにはエアコンが少すくないのか

最近さいきん、ヨーロッパではとても暑あつい日ひが続つづいています。夜よるも気温きおんが下さがらず、32度ど以上いじょうになることも多おおいです。しかし、多おおくのヨーロッパの家いえにはエアコンがありません。人々ひとびとは扇風機せんぷうきや氷こおり、冷つめたいシャワーなどで暑あつさをしのいでいます。

アメリカでは、ほとんどの家いえにエアコンがありますが、ヨーロッパでは20％くらいしかありません。イギリスやドイツでは、エアコンがある家いえはもっと少すくないです。その理由りゆうの一つは、昔むかしのヨーロッパは今いまほど暑あつくなかったので、エアコンが必要ひつようなかったからです。また、エアコンは高たかいので、買かうのが難むずかしい人ひとも多おおいです。さらに、エネルギーの値段ねだんも高たかくなっています。

ヨーロッパの建物たてものは、昔むかしに建たてられたものが多おおく、エアコンをつけるのが難むずかしい場合ばあいもあります。特とくに古ふるい家いえや歴史的れきしてきな建物たてものでは、エアコンをつけることができないこともあります。

また、ヨーロッパの多おおくの国くには、地球温暖化ちきゅうおんだんかを止とめるために、エネルギーの使つかいすぎを心配しんぱいしています。エアコンはたくさんの電気でんきを使つかうので、環境かんきょうに良よくないと考かんがえる人ひとも多おおいです。

しかし、最近さいきんは暑あつい日ひが増ふえているので、エアコンを使つかいたい人ひとが増ふえています。これからヨーロッパでも、エアコンがもっと使つかわれるようになるかもしれません。

ソース：NHK ニュース