Hiện Furigana
地震で脱線した東北新幹線 車両をレールに戻す作業始まる
2022-03-20 02:53:54

震度6強を観測した今月16日の地震により宮城県内を走行中の東北新幹線が脱線した事故で、20日から脱線した車両をレールに戻す作業が始まりました。作業は少なくとも数日がかかるとみられます。
東北新幹線は、今月16日の地震で、宮城県白石市内を走行中の下り列車が脱線しました。
JR東日本は被害の調査と並行して復旧も進める方針で、20日午前、脱線した車両をレールに戻す作業を始めました。
現場では、新青森方向の先頭車両の周りに作業員が集まり、設置したジャッキで車体を持ち上げレールに乗せる作業が進められていました。
今回の事故では17両編成のうち16両が脱線し、JR東日本によりますと、すべての車両をレールに戻すには少なくとも数日がかかることが見込まれるということです。
さらに、東北新幹線の沿線では▼レールのゆがみや▼架線の切断、▼高架橋や電柱の損傷などが広い範囲で確認されていて、JR東日本は、これまでに経験したことのない、想定外の被害だとしています。
東北新幹線は現在、栃木県の那須塩原駅と盛岡駅の間が不通となっていて、JR東日本は、今月中の全線での運転再開は困難だとした上で、まずは不通となっている区間を短縮させるなど復旧を急ぐことにしています。
ソース:NHK ニュース