ウクライナの首都キエフのクリチコ市長は30日、EU=ヨーロッパ連合の委員会でオンライン形式の演説を行いました。この中でクリチコ市長は「われわれはロシア軍がキエフから移動したという情報を29日に受け取ったが事実ではない」と述べました。そして「一晩中、キエフの北と東で大きな爆発音が聞こえた。そこで戦闘があり人々が死んでいるということだ」と述べ、キエフ周辺でロシア軍による攻撃が依然として続いていると訴えました。
キエフをめぐってはロシア国防省のフォミン次官が信頼醸成の措置として軍事作戦を大幅に縮小することを決めたと明らかにしていました。
Hiện Furigana
【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(31日の動き)
2022-03-30 15:18:44

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻の開始から1か月余りとなります。ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交などウクライナ情勢をめぐる31日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
キエフ市長「一晩中 大きな爆発音が聞こえた」
ウクライナ市民 少なくとも1189人が死亡 うち108人は子ども 国連
国連人権高等弁務官事務所はロシアによる軍事侵攻が始まった2月24日から3月29日までにウクライナで少なくとも1189人の市民が死亡したと発表しました。このうち108人は子どもだということです。
死亡した人のうち393人は東部のドネツク州とルガンスク州で、796人はキエフ州や東部のハリコフ州、北部のチェルニヒウ州、南部のヘルソン州などで確認されています。多くの人たちは砲撃やミサイル、空爆などによって命を落としたということです。
またけがをした人は1901人に上るということです。
今回の発表にはロシア軍の激しい攻撃を受けている東部マリウポリなどで確認が取れていない犠牲者の数は含まれておらず、国連人権高等弁務官事務所は実際の数はこれよりはるかに多いとしています。
死亡した人のうち393人は東部のドネツク州とルガンスク州で、796人はキエフ州や東部のハリコフ州、北部のチェルニヒウ州、南部のヘルソン州などで確認されています。多くの人たちは砲撃やミサイル、空爆などによって命を落としたということです。
またけがをした人は1901人に上るということです。
今回の発表にはロシア軍の激しい攻撃を受けている東部マリウポリなどで確認が取れていない犠牲者の数は含まれておらず、国連人権高等弁務官事務所は実際の数はこれよりはるかに多いとしています。
ソース:NHK ニュース