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東証とうしょう「プライム市場しじょうなどあらな3市場しじょう取り引とりひはじまる

2022-04-04 03:15:56

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東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょではこれまでの1など廃止はいしされ4にちから「プライム市場しじょう」などあらな3つの市場しじょうでの取り引とりひはじまりました。

東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょは4にちからプライム、スタンダード、グロースという3つの市場しじょう再編さいへんされ、これまでの1や2など廃止はいしされました。

4にち日本にっぽん取引とりひきしょグループ清田きよたあきらCEOが「市場しじょう再編さいへんのねらいは国内外こくないがい投資とうしからたか支持しじられる魅力みりょくてき市場しじょう提供ていきょうすることだ。市場しじょう再編さいへんきっかけ企業きぎょう価値かち向上こうじょうにむけた取り組とりく進展しんてんすることをおおいに期待きたいしたい」とあいさつし、午前ごぜん9からあら市場しじょう取り引とりひはじまりました。

このうちプライム市場しじょうでは国際こくさいてき競争きょうそうりょく企業きぎょうあつめようと上場じょうじょう基準きじゅん以前いぜんの1くらきびしくなりました。

また独立どくりつせいたか社外しゃがい取締役とりしまりやくを3ぶん1以上いじょうにすることや、気候きこう変動へんどう経営けいえいあたえる影響えいきょう開示かいじすることなど企業きぎょう統治とうち情報じょうほう開示かいじめんでも対応たいおうもとめられることになります。

あら市場しじょう投資とうし活発かっぱつにして企業きぎょう成長せいちょう加速かそくさせ、日本にっぽん経済けいざい全体ぜんたい底上そこあにつなげることができる注目ちゅうもくされます。

東証とうしょう市場しじょう再編さいへんについて大和やまと総研そうけん神尾かみお篤史あつし主任しゅにん研究けんきゅういん企業きぎょう持続じぞくてき成長せいちょうしなければ上場じょうじょう維持いじすることがむずかしくなる仕組しくになっていると指摘してきしたうえで「しっかり株主かぶぬしへの還元かんげんかんがえ、成長せいちょうけた戦略せんりゃくかりやすく開示かいじすることがおこなわれてきている。戦略せんりゃくかた株主かぶぬしへの還元かんげんについて企業きぎょうかん競争きょうそうはげしくなることで日本にっぽん市場しじょう底上そこあにつながる」と評価ひょうかしています。

一方いっぽう、プライム市場しじょう移行いこうしたものの現在げんざい上場じょうじょう基準きじゅんたさず改善かいぜん計画けいかく提出ていしゅつした企業きぎょうについては「なかには投資とうしから本当ほんとう達成たっせい可能かのうなのかと疑問ぎもんかんじさせるような企業きぎょうある企業きぎょう進捗しんちょく(しんちょく)状況じょうきょう確認かくにん計画けいかくしょ変更へんこうなどを通をつうじて、より説明せつめい充実じゅうじつさせていくことが重要じゅうようだ」と指摘してきしています。

また今後こんご見通みとおについては投資とうし情報じょうほう開示かいじ充実じゅうじつなど上場じょうじょう維持いじするためのさまざまなコストがかさむと指摘してきしたうえで「企業きぎょう上場じょうじょうのメリットとデメリット、それぞれのコストをくらべて今後こんご上場じょうじょう廃止はいし選択せんたくする企業きぎょうてくるのではないか。企業きぎょう出入でいえることで市場しじょう新陳代謝しんちんたいしゃだろう」とはなしています。

トピックスの算出さんしゅつ方法ほうほう段階だんかいてき変更へんこう

市場しじょう再編さいへんともな東証とうしょう株価かぶか指数しすう=トピックスの算出さんしゅつ方法ほうほう段階だんかいてきわります。

これまでトピックスは東証とうしょう1上場じょうじょうするすべての銘柄めいがら時価じか総額そうがくをもとに1968ねん1つき4にち時点じてんを100として算出さんしゅつされてきました。4にち以降いこう当面とうめんは1上場じょうじょうしていた銘柄めいがらすべてを継続けいぞくしてトピックスに組み入くみいれて算出さんしゅつしますが、ことし10月末げつまつ以降いこうはプライム市場しじょう上場じょうじょう基準きじゅんわせて流通りゅうつう株式かぶしき時価じか総額そうがくが100おくえんたない銘柄めいがら段階だんかいてきはずしていき、2025ねん1月末げつまつにはゼロにします。

トピックスからはずれた場合ばあい投資とうし信託しんたくなどからの投資とうしため、その銘柄めいがら株価かぶか影響えいきょうとみられる一方いっぽう、トピックスを構成こうせいする銘柄めいがら全体ぜんたいしつ向上こうじょうにつながるという指摘してきています。

トピックスは日経にっけい平均へいきん株価かぶかなどくらべて市場しじょう全体ぜんたいうご反映はんえいできる特徴とくちょうがあり、機関きかん投資とうし資金しきん運用うんようするための基準きじゅんとして活用かつようされています。またトピックスに連動れんどうした投資とうし信託しんたくもあり、値動ねうごがわかりやすいことなどから個人こじん投資とうし人気にんきあつめています。

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかん魅力みりょくてき市場しじょうなることを期待きたい

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかん午前ごぜん記者きしゃ会見かいけんで「あたらしい市場しじょう区分くぶんへの移行いこう上場じょうじょう企業きぎょう持続じぞくてき企業きぎょう価値かち向上こうじょうにつながり、東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょ国内外こくないがい投資とうしにとってこれまで以上いじょう魅力みりょくてき市場しじょうとなることを期待きたいしている」とべました。
ソース:NHK ニュース