この催しは、事故でけがをした人やその家族などが事故を風化させないために毎年行っているもので、兵庫県尼崎市の現場の沿線およそ3キロの道のりを歩きます。
去年は新型コロナの感染拡大を受け、関係者のみで行われましたが、ことしは一般の人にも参加が呼びかけられ、およそ30人がJR塚口駅近くの公園を出発しました。
そして線路沿いを歩いてまわったあと、白いカーネーションを持って事故現場に設置された追悼施設「祈りの杜」を訪れ、亡くなった人たちを悼んでいました。
兵庫県川西市から参加した50代の男性は「この事故で知人が1人亡くなっているので、久しぶりに来たよと伝えてきました。年に1回でもいいから、この事故について思い出すことは大切だと思います」と話していました。
主催した団体のメンバーで事故で娘が大けがをした三井ハルコさん(66)は「事故が風化していく速度が年々、加速しているように感じています。ただ、この事故が起きたことは消せない事実だし、今もいろいろなことを抱えて生きている人がいるので、こうしたことへの理解を広げていきたい」と話していました。
Hiện Furigana
JR福知山線脱線事故から25日で17年 現場周辺の沿線を歩き追悼
2022-04-10 09:05:10
