関東甲信 大気の状態不安定で非常に激しい雨か 十分注意を
2023-08-01 05:02:36

気象庁によりますと、関東甲信は上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定になっていて、この時間は関東南部を中心に雨雲が発達しています。
午後1時までの1時間には気象庁のレーダーによる解析で
▽東京 練馬区と中野区でおよそ60ミリ、
▽杉並区や板橋区でおよそ50ミリの、
いずれも非常に激しい雨が降ったとみられます。
関東南部や群馬県の各地で落雷が観測されたほか、茨城県では午前中にひょうとみられる白い粒状のものが降っているのが確認されました。
大気の不安定な状態は1日夜遅くにかけて続く見込みで、雷を伴った激しい雨が降り、局地的には非常に激しい雨となるおそれがあります。
2日昼までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽関東北部で100ミリ、
▽甲信で80ミリ、
▽関東南部で60ミリと予想されています。
気象庁は低い土地の浸水や土砂災害、急な川の増水に十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。
天気が急変するおそれがあり、あたりが急に暗くなったり急に冷たい風が吹いたりするなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
茨城で「ひょう」降ったか
1日午前10時前に茨城県東海村で撮影された映像では、撮影した男性の自宅玄関前の駐車スペースの屋根に、激しい雨にまじって「ひょう」とみられる白い粒状のものが降っていて、激しく白い水しぶきがあがっています。
車などに被害はなかったということですが、男性は「けさから曇り空でしたが、遠くで雷鳴も響いていました。そのあと、急に暗くなったと思ったら、バケツをひっくり返したような強い雨が急に降り始めて、そのうちひょうも降ってきました。雨は30分も続きませんでしたが、降っている間は外には出るのが怖いと感じました」と話していました。
1日午前11時ごろに茨城県常総市で撮影された映像では、撮影した男性の自宅の庭に横なぐりの強い雨が降っていて、向かいのトタン屋根からは時折雨が打ちつける大きな音がしています。
男性は「撮影する30分ほど前から近くで雷が鳴っていました。急に強い雨が降り出し、窓にパチパチと何かが当たるような音もしてきて、小さいひょうが降っているように見えました。雨は10分ほどで弱まりましたが、この夏一番の雷と雨で驚きました」と話していました。