サッカー女子じょしＷ杯だぶりゅ-はい スウェーデンが米べいに勝利しょうり 日本にっぽんと対戦たいせんへ

サッカー女子じょしのワールドカップは6日にち、スウェーデンがペナルティーキック戦せんの末すえ、3連覇れんぱを目指めざしたアメリカを破やぶり、準々じゅんじゅん決勝けっしょうで日本にっぽんと対戦たいせんすることになりました。

大会たいかいは決勝けっしょうトーナメントの1回戦かいせんが行おこなわれ、世界せかいランキング1位いのアメリカと1次じリーグを全勝ぜんしょうで突破とっぱした世界せかい3位いのスウェーデンがオーストラリアのメルボルンで対戦たいせんしました。

試合しあいは高たかい攻撃こうげき力りょくで史上しじょう初はつの3連覇れんぱをめざずアメリカと、高たかさを生いかしたセットプレーを得意とくいとするスウェーデンがともに集中しゅうちゅうした守もりで得点とくてんを許ゆるさず、0対たい0のまま今いま大会たいかい初はつの延長えんちょう戦せんに入はいりました。

延長えんちょうでもゴールを決きめることができず、試合しあいはペナルティーキック戦せんにもつれ込もつれこみました。

アメリカの7人にん目めが外はずしたのに対にたいし、スウェーデンの7人にん目めもアメリカのゴールキーパーが止とめたかに見みえましたが、映像えいぞうを確認かくにんした結果けっかゴールが認みとめられ、スウェーデンが激闘げきとうの末すえ、ベスト8進出しんしゅつを決きめました。

スウェーデンは今月こんげつ11日にち、ニュージーランドのオークランドで行おこなわれる準々じゅんじゅん決勝けっしょうで日本にっぽんとベスト4をかけて対戦たいせんします。

過去かこ8大会たいかいすべてに出場しゅつじょうし、優勝ゆうしょう4回かいを含ふくめてすべてベスト4以上いじょうだったアメリカは、初はじめて決勝けっしょうトーナメント1回戦かいせんで敗やぶれ、3連覇れんぱを逃のがしました。

日本にっぽん 準々じゅんじゅん決勝けっしょうで対戦たいせんのスウェーデンは

日本にっぽんが準々じゅんじゅん決勝けっしょうで対戦たいせんするスウェーデンは世界せかいランキング3位い。

ワールドカップは9大会たいかい連続れんぞく9回かい目めの出場しゅつじょうです。

ワールドカップは2003年ねん大会たいかいの準じゅん優勝ゆうしょうが最高さいこうで、前回ぜんかい大会たいかいは3位いとなっています。

2021年ねんの東京とうきょうオリンピックでは銀メダルぎんめだると、世界せかいの舞台ぶたいで安定あんていした成績せいせきを残のこしています。

今こん大会たいかいは1次じリーグを3戦せん全勝ぜんしょうで突破とっぱし、決勝けっしょうトーナメント1回戦かいせんでは世界せかい1位いのアメリカの猛攻もうこうを堅かたい守備しゅびで守まもりきりました。

延長えんちょう戦せんでも0対たい0で決着けっちゃくがつかず、ペナルティーキック戦せんの末すえ、勝かって準々じゅんじゅん決勝けっしょうに進すすみました。

スウェーデンは平均へいきん身長しんちょう1メートル71センチあまりと長身ちょうしんの選手せんしゅがそろい、堅守けんしゅと高たかさを生いかしたヘディングなどの攻撃こうげきを得意とくいとしています。

特とくに1メートル78センチのアマンダ・イルステッド選手せんしゅは、ディフェンダーながらコーナーキックからのヘディングで1次じリーグ3得点とくてんを挙あげています。

日本にっぽんはこれまでワールドカップでスウェーデンと3回かい対戦たいせんし、1991年ねん第だい1回かい大会たいかいの1次じリーグで0対たい8、続つづく第だい2回かい大会たいかいの1次じリーグで0対たい2で敗やぶれていますが、日本にっぽんが優勝ゆうしょうした2011年ねんの第だい6回かい大会たいかいでは準決勝じゅんけっしょうで3対たい1で勝利しょうりしています。

勝負しょうぶを分わけたのはわずかな「差さ」

アメリカの猛攻もうこうを最後さいごまでしのいでペナルティーキック戦せんの末すえ、準々じゅんじゅん決勝けっしょう進出しんしゅつを決きめたスウェーデン。

勝負しょうぶを分わけたのはわずかな「差さ」でした。

大会たいかい3連覇れんぱを目指めざすアメリカは、1次じリーグ2得点とくてんのホラン選手せんしゅや、代表だいひょうで200試合しあい以上いじょう出場しゅつじょうしているエースのモーガン選手せんしゅなどが積極せっきょく的てきな攻せめを見みせ、試合しあいを通をつうじてスウェーデンの3倍ばいとなる21本ほんのシュートを打うちました。

しかし、スウェーデンのゴールキーパー、ムショビッチ選手せんしゅが何なん度ども好こうセーブを見みせて、延長えんちょう戦せんも含ふくめ最後さいごまでアメリカにゴールを割わらせませんでした。

勝敗しょうはいの行方ゆくえはペナルティーキック戦せんへもつれ込もつれこみました。

先さきに追い込おいこまれたのはスウェーデンでした。

両りょうチーム4人にん目めまで終おえたところで2対たい3。

アメリカの5人にん目めが決きめれば敗退はいたいが決きまる場面ばめん。

シュートが枠わくの外そとに外はずれ、スウェーデンが踏ふみとどまりました。

6人にん目めはそれぞれ決きめて7人にん目め。

先さきにアメリカの選手せんしゅが外はずし、次つぎを決きめればスウェーデンの勝利しょうりが決きまる場面ばめん。

スウェーデンの7人にん目め、フルティグ選手せんしゅのシュートは、アメリカのゴールキーパー、ネアー選手せんしゅの読よみが勝かって止とめられたかに見みえました。

スタジアムが静寂せいじゃくに包つつまれる中なか、映像えいぞうの確認かくにんが行おこなわれ、ボールはわずかにゴールラインを越こえていたとしてゴールは認みとめられました。

スウェーデンはわずかな「差さ」で劇的げきてきな勝利しょうりを手てにしました。

一方いっぽう、これまでワールドカップで準決勝じゅんけっしょうまで進すすめなかったことは1度どもないアメリカ。

決定けってい的てきな場面ばめんを何なん度ども作つくりながらも決きめきれず、初はじめて決勝けっしょうトーナメント1回戦かいせんで姿すがたを消けしました。

ソース：NHK ニュース