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北海道 稚内の漁船 ロシア警備当局の臨検受け連行か
2021-05-28 08:00:18

28日午前、北海道稚内市の沖合で、地元の底引き網漁船1隻がロシアの警備当局の臨検を受け、漁協によりますと、ロシア側に連行されたとみられるということです。この漁船には10人余りが乗っていて、市や漁協などが情報の収集を急いでいます。
北海道稚内市の稚内機船漁協によりますと、28日午前、この漁協に所属する底引き網漁船「第百七十二榮寳丸」(160トン)が稚内市の沖合で、ロシアの警備当局の臨検を受けたということです。
その後、近くで操業していた船から「『第百七十二榮寳丸』はロシア側に連行されたとみられる」という情報があったということです。
「第百七十二榮寳丸」には10人余りが乗っていて、稚内市の宗谷岬から東におよそ80キロ離れた海域で操業していたということで、市や漁協などが情報の収集を急いでいます。
在札幌ロシア総領事館「把握している」
在札幌ロシア総領事館はNHKの取材に対し「稚内沖で日本の漁船がロシア当局の臨検を受けたことについては28日、本国から連絡を受け把握している」と話しています。
外務省「事実関係確認急ぐ」
外務省はNHKの取材に対し「稚内機船漁協に所属する底引き網漁船がロシアの警備当局の臨検を受けたという情報は入っており、現在詳しい事実関係の確認を急いでいる。ロシア側に連行されたのかどうかなど詳しい状況が分かり次第、必要な対応を取りたい」としています。
ソース:NHK ニュース