北海道ほっかいどう 稚内わっかない沖おきの漁船ぎょせん拿捕だほ 操業そうぎょう中ちゅうにロシア側がわの臨検りんけん受うける

28日にち、北海道ほっかいどう稚内わっかない市しの沖合おきあいでロシアの警備けいび当局とうきょくに拿捕だほ（だほ）された地元じもとの底引き網そこびきあみ漁船ぎょせんは、仲間なかまの3隻せきと操業そうぎょうしていた際さい、ロシア側がわから臨検りんけんを受うけたということです。海上かいじょう保安ほあん本部ほんぶは戻もどった漁船ぎょせんの乗組のりくみ員いんから話はなしを聞きいて当時とうじの状況じょうきょうを調しらべています。

北海道ほっかいどうの稚内わっかない機き船せん漁協ぎょきょう所属しょぞくの沖合おきあい底引き網そこびきあみ漁船ぎょせん「第だい百ひゃく七なな十じゅう二に榮さかえ寳たから丸まる」（160トン）は28日にち、稚内わっかない市しの沖合おきあいでロシア国境こっきょう警備けいび局きょくに拿捕だほされ、サハリン南部なんぶのコルサコフ港こうに連行れんこうされました。

稚内わっかない機き船せん漁協ぎょきょうによりますと、「第だい百ひゃく七なな十じゅう二に榮さかえ寳たから丸まる」は27日にちの日にち中ちゅう、稚内わっかない港こうを出発しゅっぱつし、28日にちの午前ごぜん10時じごろは仲間なかまの漁船ぎょせん3隻せきと合あわせて4隻せきで稚内わっかない市しの宗谷岬そうやみさきから東ひがしにおよそ80キロ離はなれた海域かいいきでマダラなどをとっていたということです。

その際さいにロシア側がわから停船ていせんを求もとめられ、臨検りんけんを受うけたということです。

漁協ぎょきょうによりますと「漁船ぎょせんは日本にっぽんの排他はいた的てき経済けいざい水域すいいきで操業そうぎょうしていた」ということですが、ロシア側がわは「ロシアの排他はいた的てき経済けいざい水域すいいきで操業そうぎょうしていた。警告けいこく射撃しゃげきしたうえで停船ていせんさせ、検査けんさした結果けっか、船内せんないからは複数ふくすうの種類しゅるいのカニなどが見みつかった」としています。

また第だい1管区かんく海上かいじょう保安ほあん本部ほんぶによりますと、漁船ぎょせんは停船ていせんを求もとめられた際さい、信号しんごう弾だんや催涙さいるい弾だんのようなものを撃うたれたという情報じょうほうもあるということで、戻もどった仲間なかまの漁船ぎょせんの乗組のりくみ員いんから話はなしを聞きいて、当時とうじの状況じょうきょうを詳くわしく調しらべています。

ソース：NHK ニュース