西浦教授が26日に開かれた厚生労働省の専門家会合で示したシミュレーションによりますと、全国で感染が広がる勢いが第7波が始まったことし7月ごろの東京での広がりの勢いよりもやや低い程度だと仮定した場合、感染者数は最大で1日に20万人近くとなり、今月10日から来年2月28日までの累計ではおよそ844万人、入院者数は累計でおよそ32万人になると試算されたということです。
今後のワクチンの追加接種が、3回目の接種率と同じ水準まで4か月かけて進むとすると、感染者数の累計は27%少ないおよそ616万人、入院者数の累計は31%少ないおよそ22万人まで抑えられるとしています。
この夏の「第7波」では7月から9月までの3か月間だけでおよそ1200万人に上り、医療がひっ迫して死亡者数もこれまでの感染拡大で最大になりました。
西浦教授は、今後の感染状況は新たな変異ウイルスが出現するかどうかやマスクの着用状況などによっても変わるとしたうえで「できるだけ早期に劇的に接種率を上げることが、より被害規模の小さな『第8波』につながるものと思う」とコメントしています。
Hiện Furigana
新型コロナ「第8波」試算 来年2月までに800万人感染 西浦教授
2022-10-27 07:49:13

新型コロナウイルスの次の感染拡大「第8波」の見通しについて、京都大学の西浦博教授は来年2月までに800万人程度が感染する一方、ワクチンの接種が順調に進めば感染者数を30%近く減らすことができるとするシミュレーションの結果を示しました。

ソース:NHK ニュース