WBC=世界ボクシング評議会チャンピオンの寺地選手とWBA=世界ボクシング協会スーパーチャンピオンの京口選手は、11月1日夜、さいたま市で2団体の王座統一戦に臨みました。
日本選手どうしの統一戦は、ミニマム級のWBAチャンピオンだった八重樫東選手とWBCチャンピオンだった井岡一翔選手の統一戦以来、10年ぶり2回目で注目の試合となりました。
試合は寺地選手が序盤から左のジャブなどを的確に当てて流れを作り、第5ラウンド、強烈な右のパンチで京口選手からダウンを奪いました。
その後立ち上がった京口選手をロープ際に追い込んでラッシュをかけましたが、逆に京口選手から攻め込まれ足元をぐらつかせるなど激しい打ち合いとなりました。
そして第7ラウンド、寺地選手の右ストレートが入り、京口選手が倒れ込んだところでレフェリーが試合を止め寺地選手がテクニカルノックアウト勝ちで、2団体統一を果たしました。
寺地選手はアマチュア選手だった学生時代、京口選手と4回対戦し3勝1敗と勝ち越していて、今回もその強さを示した形となりました。
また、この統一戦に先立って同じライトフライ級の岩田翔吉選手がWBO=世界ボクシング機構のチャンピオンでプエルトリコのジョナサン・ゴンサレス選手とのタイトルマッチに挑みました。
岩田選手は序盤はボディーへのパンチを決めていましたが決定的な場面は作れず、判定負けで初めての世界戦を勝利で飾ることはできませんでした。
Hiện Furigana
ライトフライ級王座統一戦 寺地が日本選手対決制し2団体統一
2022-11-01 14:23:20

プロボクシングライトフライ級の王座統一戦が行われ、WBCチャンピオンの寺地拳四朗選手がWBAスーパーチャンピオンの京口紘人選手に第7ラウンド、テクニカルノックアウト勝ちし、2団体統一を果たしました。

寺地「自信はあった 本当に幸せ」
試合後、寺地拳四朗選手は「充実した練習をさせてもらって勝つ自信はあった。ひと言で言うと本当に幸せだ」と喜びを話しました。
また、対戦相手の京口紘人選手について「本当に強い相手だったので少し焦った。プレッシャーは強かった。でも右の強いパンチを使いながら距離を取れたので勝てる自信はあった」と振り返りました。
また、最初のダウンを奪いながら反撃を受けた第5ラウンドについては「結構手応えがあったのであそこでまとめたらいけるのではないかと甘い考えが出てしまった。その辺は本当に反省点だ」と振り返りました。
そしてWBO=世界ボクシング機構ライトフライ級チャンピオンで1日、2回目の防衛を果たしたプエルトリコのジョナサン・ゴンザレス選手に対して「試合前にゴンザレス選手とぜひ勝って統一戦をやろうと話していたので実現に近づいたと思っている。次、やりましょう」と話し、3団体統一チャンピオンに向けて意欲を見せました。
また、対戦相手の京口紘人選手について「本当に強い相手だったので少し焦った。プレッシャーは強かった。でも右の強いパンチを使いながら距離を取れたので勝てる自信はあった」と振り返りました。
また、最初のダウンを奪いながら反撃を受けた第5ラウンドについては「結構手応えがあったのであそこでまとめたらいけるのではないかと甘い考えが出てしまった。その辺は本当に反省点だ」と振り返りました。
そしてWBO=世界ボクシング機構ライトフライ級チャンピオンで1日、2回目の防衛を果たしたプエルトリコのジョナサン・ゴンザレス選手に対して「試合前にゴンザレス選手とぜひ勝って統一戦をやろうと話していたので実現に近づいたと思っている。次、やりましょう」と話し、3団体統一チャンピオンに向けて意欲を見せました。
京口「悔しい気持ちでいっぱい」
寺地拳四朗選手に敗れた京口紘人選手は「ファンには楽しんでもらえたとは思うが悔しい気持ちでいっぱいだ。やりきったというか、自分の力は出しきれたのかなと思う」とプロで初の敗戦となった試合を振り返りました。
また、寺地選手については「ジャブは戦う前から評価が高く、試合に向けて調整してきたが思った以上に強いジャブだった。肌で強さを感じた」と話しました。
第5ラウンドでダウンのあと連打で反撃した場面について「1度目のダウンのあとは記憶がなく、反撃も記憶がない。ただ、トレーニングしてきたからこそ出せたと思う」と話しました。
また、寺地選手については「ジャブは戦う前から評価が高く、試合に向けて調整してきたが思った以上に強いジャブだった。肌で強さを感じた」と話しました。
第5ラウンドでダウンのあと連打で反撃した場面について「1度目のダウンのあとは記憶がなく、反撃も記憶がない。ただ、トレーニングしてきたからこそ出せたと思う」と話しました。
ソース:NHK ニュース