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“Jアラート システム改修含めた改善策を検討” 松野官房長官
2022-11-04 02:55:26

北朝鮮によるミサイル発射をめぐるJアラート=全国瞬時警報システムの情報発信について、松野官房長官は、速やかな発信を求める意見が出ていることなどを踏まえ、システム改修も含めた改善策の検討を進める考えを示しました。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射をめぐり、政府は3日、日本の上空を通過する可能性があるものを探知したとしてJアラートを発信しましたが、その後、実際には通過していなかったと訂正したほか、避難の呼びかけが上空を通過すると予想された時刻よりあとになるなど、課題が浮き彫りとなりました。
これについて松野官房長官は、閣議のあとの記者会見で「日本列島を越えて飛しょうする可能性があるものを探知したと防衛省から伝達があり、その後、探知したものがレーダーから消失した可能性もあるとの伝達もあった。その段階で国民に危険性を速やかに知らせることが適切と判断したことから、Jアラートなどで公表した」と説明しました。
そのうえで「さまざまな情報がもたらされる中で可能なかぎり速やかに送信したが、Jアラートの送信時間を一層早めることなどについて、さまざまな意見をいただいていることも踏まえ、関係省庁が連携し、システム改修も含めた改善策を検討している」と述べました。
自民党会合 発信の在り方改善するよう求める意見相次ぐ
北朝鮮によるミサイル発射をめぐり、自民党の会合では、3日にJアラート=全国瞬時警報システムで発信された情報が訂正されたことから、国民への発信の在り方を改善するよう求める意見が相次ぎました。
自民党の安全保障調査会の会長を務める小野寺・元防衛大臣は、党の会合で、先月4日の発射の際にJアラートによる発信の検証を求める意見が出ていたことに触れたうえで「きのうの発信についてもさまざまな疑念が出ている。しっかりこれを払拭(ふっしょく)することが国民の信頼にいちばん資することだ」と述べました。
このほかにも出席した議員から「なぜ訂正することになったのか原因を検証すべきだ。訂正するタイミングも遅い」とか「避難の呼びかけも遅すぎた」などと、国民への発信の在り方を改善するよう求める意見が相次ぎました。
一方で「正確性は大事だが迅速性を重んじて発信するという政府の方針を否定すべきではない」という意見も出されました。政府は引き続き情報発信の在り方を検討していくとしています。
自民党の安全保障調査会の会長を務める小野寺・元防衛大臣は、党の会合で、先月4日の発射の際にJアラートによる発信の検証を求める意見が出ていたことに触れたうえで「きのうの発信についてもさまざまな疑念が出ている。しっかりこれを払拭(ふっしょく)することが国民の信頼にいちばん資することだ」と述べました。
このほかにも出席した議員から「なぜ訂正することになったのか原因を検証すべきだ。訂正するタイミングも遅い」とか「避難の呼びかけも遅すぎた」などと、国民への発信の在り方を改善するよう求める意見が相次ぎました。
一方で「正確性は大事だが迅速性を重んじて発信するという政府の方針を否定すべきではない」という意見も出されました。政府は引き続き情報発信の在り方を検討していくとしています。
江渡元防衛相「迅速性がいちばん大事」
自民党の北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部の本部長を務める江渡元防衛大臣は記者団に対し「Jアラートの情報内容の訂正などがあると国民から非難されるかもしれないが、万が一のことがあっては困るとも考えなければいけない。Jアラートは迅速性がいちばん大事だ」と述べました。
ソース:NHK ニュース