【随時ずいじ更新こうしん】ロシア ウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（30日にちの動うごき）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる30日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ゼレンスキー大統領だいとうりょう 領土りょうど奪還だっかんまで長期ちょうき戦せん辞じさない姿勢しせい強調きょうちょう

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは29日にちまでにフィンランドの公共こうきょう放送ほうそうYLEなどのインタビューに応おうじました。

この中なかでゼレンスキー大統領だいとうりょうは、第だい2次じ世界せかい大戦たいせんでフィンランドが当時とうじのソビエトに領土りょうどを割譲かつじょうした歴史れきしを念頭ねんとうに「そのような機会きかいが訪おとずれることはないだろう」と述のべ、ウクライナがロシアに対にたいして領土りょうどを割譲かつじょうする形かたちでの和平わへいはありえないという考かんがえを示しめしました。

そしてゼレンスキー大統領だいとうりょうは、ロシアとの戦闘せんとうが今後こんご何なん十じゅう年ねんと続つづく可能かのう性せいもあるとして、南部なんぶクリミアを含ふくむすべての領土りょうどを奪還だっかんするまで長期ちょうき戦せんも辞じさない姿勢しせいを強調きょうちょうしました。

そのうえでウクライナ側がわの反転はんてん攻勢こうせいを成功せいこうさせるためには各国かっこくからの一層いっそうの軍事ぐんじ支援しえんが必要ひつようだとして「第だい3次じ世界せかい大戦たいせんのリスクを高たかめるより、いまウクライナを支援しえんするほうが安上やすあがりだ」と述のべ、改あらためて支援しえんを求もとめました。

クリミアの大だい火災かさい ウクライナ高官こうかん “天罰てんばつは続つづく”

29日にち、ロシアが一方いっぽう的てきに併合へいごうしたウクライナ南部なんぶクリミアの軍港ぐんこう都市としにある燃料ねんりょうの貯蔵ちょぞう施設しせつで大だい規模きぼな火災かさいが起おき、現地げんちを支配しはいするロシア側がわの代表だいひょうは無人むじん機きの攻撃こうげきを受うけたとしています。

これについて、ウクライナ国防省こくぼうしょうの情報じょうほう総局そうきょくの高官こうかんは地元じもとメディアに対にたいして、ロシア海軍かいぐんの黒海こっかい艦隊かんたいの施設しせつが爆発ばくはつしたものだとしたうえで「ウマニでの住民じゅうみん殺害さつがいに対にたいする天罰てんばつだ。この罰ばっは今後こんごも続つづくだろう」と述のべ、住民じゅうみんに軍事ぐんじ関連かんれんの施設しせつに近ちかづかないよう呼よびかけました。

ウクライナ中部ちゅうぶのウマニでは、28日にちに起おきたロシア軍ぐんによるミサイル攻撃こうげきについて、クリメンコ内相ないしょうが29日にち、集合しゅうごう住宅じゅうたくが倒壊とうかいして23人にんが死亡しぼうし、このうち6人にんが1歳さいから17歳さいまでの子こどもだったと明あきらかにしています。

ロシア 戦勝せんしょう記念きねん日びの軍事ぐんじパレードが各地かくちで見送みおくり

ロシアでは来月らいげつの第だい2次じ世界せかい大戦たいせんの戦勝せんしょう記念きねん日びで恒例こうれいとなっている軍事ぐんじパレードが各地かくちで見送みおくられ、長期ちょうき化かする軍事ぐんじ侵攻しんこうの影響えいきょうが広ひろがっているものとみられます。

ロシアでは来月らいげつ9日にちの第だい2次じ世界せかい大戦たいせんの戦勝せんしょう記念きねん日びを控ひかえ、首都しゅとモスクワをはじめ各地かくちで式典しきてんの準備じゅんびが進すすめられています。

しかし、国境こっきょう付近ふきんや中部ちゅうぶの州しゅうなどでは安全あんぜん上じょうの問題もんだいを理由りゆうに恒例こうれいの軍事ぐんじパレードの中止ちゅうしが相次あいついで発表はっぴょうされ、プーチン政権せいけんが国民こくみんの愛国あいこく心しんの高揚こうようを図はかるために重視じゅうししてきた行事ぎょうじにも、長期ちょうき化かする軍事ぐんじ侵攻しんこうの影響えいきょうが広ひろがっているものとみられます。

ソース：NHK ニュース