石川佳純選手は山口県出身の30歳。
卓球選手だった両親の影響で7歳から卓球を始め、育成年代の多くの大会で優勝し注目を集めると、日本代表には当時、史上最年少となる14歳で初めて選出され、高校3年生で出場した2011年の全日本選手権女子シングルスで初優勝しました。
Hiện Furigana
卓球 石川佳純が現役引退発表 五輪3大会出場 3つのメダル獲得
2023-05-01 06:52:31

おととしの東京オリンピックの卓球で女子団体の銀メダル獲得に貢献するなど、オリンピックに3大会連続で出場し、銀メダル2つ、銅メダル1つを獲得した石川佳純選手が現役を引退することを発表しました。


強烈なフォアハンドのドライブやラリーでの得点力の高さを持ち味に、オリンピックには2012年のロンドン大会に19歳で初出場し、日本卓球史上初のメダルとなる女子団体の銀メダル獲得に貢献すると、2016年のリオデジャネイロ大会でも女子団体で銅メダルを獲得しました。

その後、若手選手の活躍に押されて苦しい時期を過ごしましたが、サーブやレシーブを強化し、リスクを負ってでも積極的に攻める攻撃的なプレースタイルへと変化を遂げました。

その結果、おととしの東京オリンピックでは日本選手団の副主将を務めるとともに、女子団体で銀メダルを獲得し、オリンピック3大会で銀メダル2つ、銅メダル1つの成績を残しました。
このほか世界選手権では、2017年に混合ダブルスで日本選手として38年ぶりに金メダルを獲得するなど、世界の舞台で長く活躍しました。
このほか世界選手権では、2017年に混合ダブルスで日本選手として38年ぶりに金メダルを獲得するなど、世界の舞台で長く活躍しました。
ことしは、1月にシングルスで通算5回優勝している全日本選手権に出場し、優勝した早田ひな選手に準決勝で敗れたほか、4月には、世界のトップ選手が集うマカオで行われた国際大会に出場し、東京オリンピックの女子シングルスの金メダリスト、中国の陳夢選手に敗れてベスト16で終わり、これが現役最後の試合となりました。

石川選手は1日午前、自身のSNSなどで「自分の中ではやり切ったという思いが強く、引退を決意した」と現役を引退することを発表しました。
今月18日に記者会見を開いて引退を決めた理由などを説明するとしています。
今月18日に記者会見を開いて引退を決めた理由などを説明するとしています。
自身のSNSで引退発表

石川佳純選手は1日自身のSNSを更新し「私、石川佳純は4月の大会をもちまして現役を引退することを決めました。最後の試合まで、これまで通りに集中し全力で戦うために事前にお伝えすることができませんでした。ことしに入ってからは大会ごとに『この試合が最後になるかもしれない』と思いながら臨み、今、自分の中ではやりきったという思いが強く、引退を決意した次第です」と現役引退を明らかにしました。
その上で「7歳で卓球を始めた私の現役生活23年間にはたくさんのすばらしい経験がありました。14歳から日本代表として国際大会に参加させていただき長い間、世界のトップレベルで戦ったこと、たくさんの夢をかなえられたことを幸せに思います」と振り返りました。
そして「いつも応援してくださるファンの皆さま、ありがとうございました。うれしい時、悔しい時、どんな時も私の気持ちに寄り添い、応援してくださった皆さまに感謝しています。私のプレーを見て応援いただいた皆さまのあすが少しでも前向きになっているとしたら自分自身こんなにうれしいことはありません」と感謝を伝えた上で「これからまた新しいスタートとなりますが、卓球を通じて学んだチャレンジ精神を忘れずに、いろいろなことに挑戦していきたいと思います」としています。
その上で「7歳で卓球を始めた私の現役生活23年間にはたくさんのすばらしい経験がありました。14歳から日本代表として国際大会に参加させていただき長い間、世界のトップレベルで戦ったこと、たくさんの夢をかなえられたことを幸せに思います」と振り返りました。
そして「いつも応援してくださるファンの皆さま、ありがとうございました。うれしい時、悔しい時、どんな時も私の気持ちに寄り添い、応援してくださった皆さまに感謝しています。私のプレーを見て応援いただいた皆さまのあすが少しでも前向きになっているとしたら自分自身こんなにうれしいことはありません」と感謝を伝えた上で「これからまた新しいスタートとなりますが、卓球を通じて学んだチャレンジ精神を忘れずに、いろいろなことに挑戦していきたいと思います」としています。
地元の山口市では引退を惜しむ声
石川選手の地元 山口市では、引退を惜しむ声や長年の活躍をねぎらう声が聞かれました。
山口市の50代の女性は「初めて聞いて驚きました。頑張れそうだと思っていたので残念ですが、ほかの分野でも活躍されると思うので、引き続き応援したいです」と話していました。
広島県在住で山口市に帰省していた30代の女性は「『長い間、お疲れさまでした』という気持ちです。自分のまわりでは石川選手と一緒に卓球をしていた同級生もいたので、親近感がありました。今後、どういう人生を歩むか分かりませんが、地元に戻って子どもたちに卓球を教えるような活動をしてほしい」と話していました。
山口市の50代の女性は「初めて聞いて驚きました。頑張れそうだと思っていたので残念ですが、ほかの分野でも活躍されると思うので、引き続き応援したいです」と話していました。
広島県在住で山口市に帰省していた30代の女性は「『長い間、お疲れさまでした』という気持ちです。自分のまわりでは石川選手と一緒に卓球をしていた同級生もいたので、親近感がありました。今後、どういう人生を歩むか分かりませんが、地元に戻って子どもたちに卓球を教えるような活動をしてほしい」と話していました。
ソース:NHK ニュース