地表ちひょうに最大さいだい20センチのずれ　珠洲市すずし、国土地理院こくどちりいんが解析かいせき

　石川県珠洲市いしかわけんすずしで震度しんど6強きょうを観測かんそくした地震じしんで国土地理院こくどちりいん（茨城県いばらきけんつくば市し）は6日むいか、珠洲市北部すずしほくぶの地表ちひょうが最大約さいたいやく20センチずれた可能性かのうせいがあると発表はっぴょうした。複数ふくすうの山地さんちで地じすべりとみられる数すうセンチの変動へんどうがあることも分わかった。人工衛星じんこうえいせいだいち2号ごうの観測かんそくデータを解析かいせきした。

　地殻変動ちかくへんどうを観測かんそくするGNSS連続観測装置れんぞくかんそくそうちによると、珠洲市内すずしないで、震源しんげんから約やく2キロの地点ちてんでは約やく11センチの隆起りゅうきを、約やく8キロ離はなれた場所ばしょでは南西方向なんせいほうこうに約やく8センチのずれを観測かんそくした。データは今後精査こんごせいさする。

　能登地方のとちほうでは2020年ねん12月がつごろから地震活動じしんかつどうが活発化かっぱつかしており、今月こんげつ5日いつかの地震じしんまでに珠洲市内すずしないでは約やく4センチの隆起りゅうきが確認かくにんされていた。

ソース：NHK ニュース