就任後、初めてパキスタンを訪問している中国の秦剛外相は、6日、首都イスラマバードでブット外相と、タリバン暫定政権のムッタキ外相代行の3者で協議を行い、パキスタン外務省によりますと、テロ対策や貿易などについて議論が行われたということです。
一方、中国外務省によりますと、秦外相はムッタキ外相代行との個別の会談で「中国はこれまでどおりアフガニスタンとさまざまな分野で協力を進め、平和と安定、発展と繁栄を実現できるよう支援する」と述べたということです。
アフガニスタンのタリバン暫定政権をめぐっては、女性の権利を制限していることなどに対し国際的な批判が高まっていますが、中国としては巨大経済圏構想「一帯一路」へのアフガニスタンの取り込みなど、地域への影響力を強める思惑があるとみられます。
Hiện Furigana
中国外相 タリバンと関係強化し地域への影響力強める思惑か
2023-05-06 23:33:05

中国の秦剛外相がパキスタンを訪問し、ブット外相と、アフガニスタンで実権を握るイスラム主義勢力タリバンの外相代行の3者で協議を行いました。中国としては、タリバンへの国際的な批判が高まるなかでも関係を強化し、地域への影響力を強める思惑があるとみられます。

ソース:NHK ニュース