藤井聡太二冠(18)は、去年、八大タイトルのうち「棋聖」と「王位」を立て続けに獲得して史上最年少で「二冠」を達成し、この夏、それぞれのタイトルの防衛戦に臨みます。
このうち王位戦の七番勝負は、「竜王」と「叡王」のタイトルを持つトップ棋士の豊島将之二冠(31)が挑戦者になり、29日から名古屋市の「名古屋能楽堂」で第1局が行われました。
先手の藤井二冠は、豊島二冠の積極的な攻めに押されて反撃のチャンスを作れず、30日午後3時半ごろ104手までで投了し、豊島二冠が初戦を白星で飾りました。
王位戦の七番勝負は、9月にかけて残りの6局が予定され、先に4勝をあげたほうがタイトルを獲得します。
また、2人は王位戦と並行して、7月に開幕する「叡王戦」の五番勝負でも直接対決します。
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将棋「王位戦」 初戦は挑戦者の豊島二冠が藤井二冠を破り勝利
2021-06-30 07:27:18

将棋の藤井聡太二冠にとって2つめの防衛戦となる「王位戦」七番勝負の第1局は、挑戦者の豊島将之二冠が藤井二冠を破り、初戦を白星で飾りました。

対局後の両棋士は
対局のあと、勝った豊島二冠は第2局に向けて「コンディションを整えて、いい将棋を指せるように頑張りたいと思います」と意気込みを語りました。

一方、タイトル防衛に向け黒星でのスタートとなった藤井二冠は「正確に攻められてしまって、かなり苦しくなってしまったのかなという印象でした。玉の守りが薄いので、粘り方が難しかったです。早い時間の終局になってしまったので、第2局以降、熱戦にできるように頑張りたいと思います」と話していました。
ソース:NHK ニュース