元もと受刑じゅけい者しゃの社会しゃかい復帰ふっきを支援しえん カフェがオープン 東京とうきょう 墨田すみだ区く

元もと受刑じゅけい者しゃが地域ちいき住民じゅうみんとふれあうことができる「居場所いばしょ」を作つくり、社会しゃかい復帰ふっきを支援しえんしようというカフェが東京とうきょう 墨田すみだ区くにオープンしました。

これは元もと受刑じゅけい者しゃの社会しゃかい復帰ふっきを支援しえんするＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじんが１いち日にち、東京とうきょう 墨田すみだ区くにオープンさせたもので、６ろく階かい建だてのビルの１いち階かいにあった会社かいしゃの倉庫そうこを寄付きふを募つのって改修かいしゅうしました。

このカフェでは元もと受刑じゅけい者しゃおよそ10人にんが働はたらくことになっていて、初日しょにちの１いち日にちは５ご人にんが出でて、ボランティアの学生がくせいと一緒いっしょに準備じゅんびを進すすめ、昼前ひるまえから営業えいぎょうを始はじめました。

カフェには地元じもとの住民じゅうみんらが訪おとずれ元もと受刑じゅけい者しゃらは注文ちゅうもんを聞きいてコーヒーなどを出だしたり客きゃくとの会話かいわを楽たのしんだりしていました。

訪おとずれた41歳さいのアメリカ人じん男性だんせいは「刑務所けいむしょを出でた人ひとと聞きくと緊張きんちょうしますが、会あってみるとみんな優やさしいです。温あたたかい雰囲気ふんいきのある場所ばしょなので応援おうえんしていきたいです」と話はなしていました。

法務省ほうむしょうの「犯罪はんざい白書はくしょ」によりますと、刑法けいほう上じょうの犯罪はんざいで検挙けんきょされた人ひとの再犯さいはん者しゃ率りつはおととし、48.7％とこれまでで最もっとも高たかくなっています。

ＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじんによりますと、刑務所けいむしょを出でたあとに社会しゃかい的てきに孤立こりつするケースが多おおいため再ふたたび犯罪はんざいを犯おかすという悪あく循環じゅんかんが起おきているということです。

自身じしんも服役ふくえき経験けいけんのあるＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじん「マザーハウス」の五十嵐いがらし弘志ひろし理事りじ長ちょうは「元もと受刑じゅけい者しゃが社会しゃかいで生いきていくためには地域ちいきの皆みなさんとのふれあいはとても大事だいじなので、気軽きがるに立ち寄たちよってほしい」と話はなしていました。

ソース：NHK ニュース