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高齢者住宅で女性殺害 現場に多くの謎 町田
2018-09-24 09:08:55

東京町田市の高齢者向け住宅で69歳の女性が頭を殴られて殺害された事件で、現場の部屋は窓の鍵は開いていたものの、犯人が土足で入った痕跡がなかったほか、財布や貴金属類も手つかずのまま残されているなど不可解な点が多く、警視庁が捜査を続けています。
今月21日の朝、東京 町田市鶴川の介護サービス付き高齢者向け住宅の1室で、入居者の関初枝さん(69)が頭を鈍器のようなもので殴られ、殺害されているのが見つかりました。
これまでの調べで、関さんの部屋は玄関の鍵がかかっていた一方で、窓の鍵は開いていたことがわかっていますが、室内やベランダに土足で入った痕跡はなく、侵入経路は特定できていません。
また、部屋のタンスなどには、犯人が物色したときについたとみられる指の形をした血の痕がありましたが、現場検証の結果、財布や指輪などの貴金属類は手つかずの状態で残されていて、犯行の目的も定かではありません。
血の痕からは指紋は検出されず、手袋を使用していた疑いが持たれています。さらに頭の傷口付近から見つかった数ミリほどのネジのようなものは金属の周囲にゴムのようなカバーがつけられた特殊なもので、凶器の部品の一部とみられていますが、特定には至っていません。
警視庁は、侵入経路や犯行の目的など不可解な点が多く、連日、現場で検証を行い、捜査を続けています。
これまでの調べで、関さんの部屋は玄関の鍵がかかっていた一方で、窓の鍵は開いていたことがわかっていますが、室内やベランダに土足で入った痕跡はなく、侵入経路は特定できていません。
また、部屋のタンスなどには、犯人が物色したときについたとみられる指の形をした血の痕がありましたが、現場検証の結果、財布や指輪などの貴金属類は手つかずの状態で残されていて、犯行の目的も定かではありません。
血の痕からは指紋は検出されず、手袋を使用していた疑いが持たれています。さらに頭の傷口付近から見つかった数ミリほどのネジのようなものは金属の周囲にゴムのようなカバーがつけられた特殊なもので、凶器の部品の一部とみられていますが、特定には至っていません。
警視庁は、侵入経路や犯行の目的など不可解な点が多く、連日、現場で検証を行い、捜査を続けています。
親族や同級生によりますと、殺害された関初枝さん(69)は、東京出身で、東京農業大学に進んでからは栄養学を学び、管理栄養士の資格を取得するなど成績は優秀だったということです。
その後、大学在学中に交際を始めた夫と卒業後に結婚し、夫の仕事の関係で福岡や札幌、大阪などを転々としましたが、夫婦仲はよく、正月やお盆の時期には夫の実家に2人で戻り、親族と顔を合わせていたということです。
親族の関晋太郎さん(75)は、「夫婦は仲むつまじく、子どもはいませんでしたが、初枝さんは私の子どもの面倒も見てくれる優しい人でした」と話していました。
その後、およそ10年前、川崎市で1人で暮らしている夫の母親が高齢のため介護が必要になり、夫の実家に引っ越し、生活のサポートをしていたということです。
しかし、関さん自身も肺の病気が悪化したため、夫婦は3年前に町田市の高齢者向け住宅に入居しました。
事件の数か月前にこの住宅で、音楽大学の学生が合唱コンサートを開いた時には、夫婦で一緒に『ふるさと』を歌うなど、仲のよい姿が見られたということです。
知人の田丸美智子さん(79)は「初枝さんは施設にいる足の不自由なほかのお年寄りに、肩を貸してあげるなど気遣いのできる優しい人でした」と話していました。
その後、大学在学中に交際を始めた夫と卒業後に結婚し、夫の仕事の関係で福岡や札幌、大阪などを転々としましたが、夫婦仲はよく、正月やお盆の時期には夫の実家に2人で戻り、親族と顔を合わせていたということです。
親族の関晋太郎さん(75)は、「夫婦は仲むつまじく、子どもはいませんでしたが、初枝さんは私の子どもの面倒も見てくれる優しい人でした」と話していました。
その後、およそ10年前、川崎市で1人で暮らしている夫の母親が高齢のため介護が必要になり、夫の実家に引っ越し、生活のサポートをしていたということです。
しかし、関さん自身も肺の病気が悪化したため、夫婦は3年前に町田市の高齢者向け住宅に入居しました。
事件の数か月前にこの住宅で、音楽大学の学生が合唱コンサートを開いた時には、夫婦で一緒に『ふるさと』を歌うなど、仲のよい姿が見られたということです。
知人の田丸美智子さん(79)は「初枝さんは施設にいる足の不自由なほかのお年寄りに、肩を貸してあげるなど気遣いのできる優しい人でした」と話していました。
ソース:NHK ニュース