Hiện Furigana
逃走の男 自転車に「日本一周出会い旅」
2018-10-01 08:09:50

大阪の警察署から逃走し、逮捕された樋田淳也容疑者の自転車に「日本一周出会い旅」と書かれたプレートが取り付けられていたことが警察などへの取材で分かりました。警察は自転車での旅行に見せることで周囲の支援を受け、逃走を続けていたとみて調べています。
樋田淳也容疑者(30)は、ことし8月に大阪の富田林警察署から逃走し、おととい(29日)山口県周南市の道の駅で菓子パンなどを万引きしたとして逮捕され、その後、加重逃走の疑いでも逮捕されました。
警察によりますと、調べに対し、「すべて黙秘します」と供述しているということです。
警察などによりますと、樋田容疑者は香川県と愛媛県の県境にある道の駅の近くで自転車で旅行している男性と出会い、一緒に野宿をしながら「しまなみ海道」を通って愛媛県から本州に渡ったとみられています。
樋田容疑者の自転車には「日本一周出会い旅」と書かれたプレートが取り付けられ、立ち寄った道の駅では、従業員に素顔をさらして写真を撮ったり、お礼の手紙を残したりしていました。
各地の道の駅ではシャワーや野宿をする場所を提供してもらっていたということで、警察は自転車での旅行に見せることで周囲の支援を受け、逃走を続けていたとみて48日間の行動を調べています。
警察によりますと、調べに対し、「すべて黙秘します」と供述しているということです。
警察などによりますと、樋田容疑者は香川県と愛媛県の県境にある道の駅の近くで自転車で旅行している男性と出会い、一緒に野宿をしながら「しまなみ海道」を通って愛媛県から本州に渡ったとみられています。
樋田容疑者の自転車には「日本一周出会い旅」と書かれたプレートが取り付けられ、立ち寄った道の駅では、従業員に素顔をさらして写真を撮ったり、お礼の手紙を残したりしていました。
各地の道の駅ではシャワーや野宿をする場所を提供してもらっていたということで、警察は自転車での旅行に見せることで周囲の支援を受け、逃走を続けていたとみて48日間の行動を調べています。
道の駅の駅長に手紙「必ず日本一周達成」
樋田淳也容疑者は1週間滞在した道の駅「サザンセトとうわ」を離れる際、駅長宛に偽名で手紙を残していました。
手紙は便せん2枚で、滞在のお礼とともに「周防大島での最高の想い出ができました。多くの方から頂いた声援を忘れず、必ず日本一周を達成します」とつづられています。
また、日本を1周したあとの仕事は決まっていないとした上で、「この旅で色々なことを学び今後の生活の糧にしたいと考えております」と記されています。
最後に「和歌山発クロスバイクで日本一周出会い旅」と書いた上で、「櫻井潤弥」という偽名を記しています。
手紙は便せん2枚で、滞在のお礼とともに「周防大島での最高の想い出ができました。多くの方から頂いた声援を忘れず、必ず日本一周を達成します」とつづられています。
また、日本を1周したあとの仕事は決まっていないとした上で、「この旅で色々なことを学び今後の生活の糧にしたいと考えております」と記されています。
最後に「和歌山発クロスバイクで日本一周出会い旅」と書いた上で、「櫻井潤弥」という偽名を記しています。
島の道の駅で1週間野宿
樋田淳也容疑者が、逮捕された山口県周南市の道の駅から東におよそ60キロ離れた島にある別の道の駅で、先月中旬から1週間ほど、野宿生活を続けていたことが関係者への取材でわかりました。
山口県周防大島町にある道の駅「サザンセトとうわ」の岡崎竜一駅長によりますと先月18日に樋田容疑者が、もう1人の男性とともに自転車で姿を見せ、1週間余り敷地内にテントをはって野宿をしていたということです。
樋田容疑者らは「自転車で日本1周をしている」と話していて、滞在4日目の21日に雨が降ったため、駅長が倉庫を使うように言うと、その日から倉庫で寝泊まりするようになりました。
また「働きたい」と申し出たため、駅長が草取りを頼むと、2時間ほどかけて道の駅の裏手にあるひざほどの高さに伸びた草を取っていたということです。
樋田容疑者は1週間余りの滞在の間、自転車で島内の道路を走ったり、海に潜ってかきを取ったりして過ごしていたということで、25日には記念撮影に応じました。
この時の写真では黒い上着を着てサングラスを頭に乗せ、笑顔で「ただいま、自転車にて日本縦断中」と書かれたボードを手に持っています。
岡崎駅長は「最初から好青年という印象で、人なつっこくて自分から誰にでも話しかけていたし、草取りもまじめにやってくれた。お金には困っていないと言っていた。免許証や保険証がないと言うので心配に思ったが、逃走犯とは思いもよらなかった」と話していました。
山口県周防大島町にある道の駅「サザンセトとうわ」の岡崎竜一駅長によりますと先月18日に樋田容疑者が、もう1人の男性とともに自転車で姿を見せ、1週間余り敷地内にテントをはって野宿をしていたということです。
樋田容疑者らは「自転車で日本1周をしている」と話していて、滞在4日目の21日に雨が降ったため、駅長が倉庫を使うように言うと、その日から倉庫で寝泊まりするようになりました。
また「働きたい」と申し出たため、駅長が草取りを頼むと、2時間ほどかけて道の駅の裏手にあるひざほどの高さに伸びた草を取っていたということです。
樋田容疑者は1週間余りの滞在の間、自転車で島内の道路を走ったり、海に潜ってかきを取ったりして過ごしていたということで、25日には記念撮影に応じました。
この時の写真では黒い上着を着てサングラスを頭に乗せ、笑顔で「ただいま、自転車にて日本縦断中」と書かれたボードを手に持っています。
岡崎駅長は「最初から好青年という印象で、人なつっこくて自分から誰にでも話しかけていたし、草取りもまじめにやってくれた。お金には困っていないと言っていた。免許証や保険証がないと言うので心配に思ったが、逃走犯とは思いもよらなかった」と話していました。
ソース:NHK ニュース