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台風接近時の「計画運休」 国交省が課題検証へ
2018-10-02 06:02:51

30日、台風24号の接近に伴い、JR東日本が首都圏で初めて発表した「計画運休」をめぐって、国土交通省は情報提供の在り方などが適切だったか検証する会議を近く開くことになりました。
30日の台風24号では、JR東日本が正午すぎに、首都圏の在来線のすべての路線について、午後8時以降の運転を順次、取りやめるとした初めての「計画運休」を発表しました。
帰宅時間を早めたり、運休の情報を知らずに帰宅できなかったりした45万人余りに影響が出たと見られ、情報の周知の在り方に課題も残りました。


帰宅時間を早めたり、運休の情報を知らずに帰宅できなかったりした45万人余りに影響が出たと見られ、情報の周知の在り方に課題も残りました。

また翌日には、急きょ始発の前になって線路の点検のため、首都圏の在来線の全線で運転を見合わせたあと、運転本数を減らすなどしたことから、朝の通勤や通学の乗客で駅や列車が大混雑しました。
国土交通省は、「計画運休」をめぐる情報提供の在り方や運転再開の手順が適切だったかどうか検証する必要があるとして、近く鉄道会社の担当者らを集めた会議を開くことにしています。
国土交通省は、「計画運休」をめぐる情報提供の在り方や運転再開の手順が適切だったかどうか検証する必要があるとして、近く鉄道会社の担当者らを集めた会議を開くことにしています。

石井国土交通大臣は、2日の閣議の後の会見で「今回の台風は風速や雨量などが運転を規制する基準値を上回ることが事前に予想され、計画運休は適切だったと考えている。一方で、情報提供が適切だったか検証し、安全な輸送に向け取り組んで行きたい」と述べました。
ソース:NHK ニュース