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京都大学の本庶佑さんがノーベル医学・生理学賞をもらう
2018-10-02 16:30:00

京都大学の特別教授の本庶佑さんが、今年のノーベル賞の医学・生理学賞をもらうことになりました。本庶さんは76歳で、京都市で生まれました。
人の体の中にある免疫細胞は、外からインフルエンザのウイルスなどが入ると、攻撃して病気を治します。本庶さんは1992年、免疫細胞の中に「PD-1」という物質があることを見つけました。そして、この物質の働きを止めると、免疫がよく働くようになることを見つけました。がんの細胞は、この物質を使って免疫細胞から攻撃されないようにしていることもわかりました。
この研究から、免疫細胞ががんの細胞を攻撃するようにする「オプジーボ」という新しい薬ができました。
本庶さんと同じ研究をしたアメリカのジェームズ・アリソンさんも一緒にノーベル賞をもらいます。
本庶さんは「この薬で病気がよくなった人から、あなたのおかげですと言われることがあります。そんなときは、自分の研究が本当に意味があったと思います」と話していました。
ソース:NHK ニュース