五輪ごりんの暑あつさ対策たいさく 水みずまきや日傘ひがさが効果こうか 東京とうきょう都とが実験じっけん

東京とうきょう都とが、再さい来年らいねんの東京とうきょうオリンピック・パラリンピックの暑あつさ対策たいさくにつなげるため、ことし８月はちがつに行いった歩道ほどうに水みずをまく実験じっけんで、路面ろめんの温度おんどが５ご度ど余あまり下さがる効果こうかが確認かくにんされました。都とは今回こんかいの結果けっかを踏ふまえて対策たいさくの検討けんとうを進すすめることにしています。

この実験じっけんは、東京とうきょう都とが、ことし８月はちがつ27日にちにオリンピックの競歩きょうほのコースとなる千代田ちよだ区くの内堀うちぼり通どおりの歩道ほどうで行おこないました。

実験じっけんでは、歩道ほどうの日ひの当あたる場所ばしょの一部いちぶに水みずをまき続つづけたところ、路面ろめんの温度おんどは平均へいきんで32度ど７なな分ふんとなり、水みずをまかなかった場所ばしょと比くらべて５ご度ど６ろく分ふん、下さがったということです。

また、路上ろじょうに日傘ひがさを置おいて日陰ひかげをつくる実験じっけんでは、湿度しつどや気温きおん、ふく射熱ふくしゃねつから算出さんしゅつし、熱中ねっちゅう症しょう予防よぼうの指標しひょうとなる「暑あつさ指数しすう」が平均へいきんで27.3度どとなり、水みずをまかなくても、激はげしい運動うんどうの中止ちゅうしが必要ひつようとされる「厳重げんじゅう警戒けいかい」の28度どを下回したまわったということです。

都とは、東京とうきょう大会たいかいの暑あつさ対策たいさくとして細こまかい霧きり状じょうの水みず、ミストを噴射ふんしゃする装置そうちの設置せっちなどを進すすめていますが、今回こんかいの実験じっけん結果けっかを踏ふまえてさらなる対策たいさくの検討けんとうを進すすめることにしています。

ソース：NHK ニュース