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米が臨界前核実験 去年12月 ネバダ州 トランプ政権で初
2018-10-10 07:08:09

アメリカが去年12月、核爆発を伴わない臨界前核実験を西部ネバダ州で行っていたことが明らかになりました。アメリカが臨界前核実験を行うのは5年ぶりで、トランプ政権では初めてです。
アメリカ エネルギー省傘下のNNSA=核安全保障局の報告書によりますと、「ベガ」と名付けられた臨界前核実験は去年12月に西部ネバダ州にある核実験場で実施されたということです。
実験ではプルトニウムに強い衝撃を与えるための装置に新たな爆薬を採用し、その反応を調べたということで、NNSAはこの実験が核兵器の性能を向上させるうえで「重要なステップになった」としています。
アメリカが臨界前核実験を行うのは5年ぶり28回目で、トランプ政権では初めてです。
トランプ政権はことし2月、新たな核戦略を発表し、核なき世界を目指すとしたオバマ前政権からの方針を転換し、ロシアや中国に対抗するため、「低出力核」と呼ばれる威力を抑えた核兵器の増強などを打ち出しています。
トランプ政権が北朝鮮に非核化を迫る一方、みずからは臨界前核実験などを通じて核兵器の増強を進めていることに、反核団体などからは強い反発が予想されます。
実験ではプルトニウムに強い衝撃を与えるための装置に新たな爆薬を採用し、その反応を調べたということで、NNSAはこの実験が核兵器の性能を向上させるうえで「重要なステップになった」としています。
アメリカが臨界前核実験を行うのは5年ぶり28回目で、トランプ政権では初めてです。
トランプ政権はことし2月、新たな核戦略を発表し、核なき世界を目指すとしたオバマ前政権からの方針を転換し、ロシアや中国に対抗するため、「低出力核」と呼ばれる威力を抑えた核兵器の増強などを打ち出しています。
トランプ政権が北朝鮮に非核化を迫る一方、みずからは臨界前核実験などを通じて核兵器の増強を進めていることに、反核団体などからは強い反発が予想されます。
ソース:NHK ニュース