Hiện Furigana
大崎事件で裁判官が現場を確認 93歳女性4度目の再審申し立て
2020-10-12 13:42:28

41年前、鹿児島県大崎町で起きたいわゆる「大崎事件」で、殺人などの罪で服役したあとも無実を訴えている93歳の女性の4度目となる再審=裁判のやり直しの申し立てについて、12日、裁判官が現場を訪れて、女性側が主張する状況を確認しました。
原口アヤ子さん(93)は、41年前の昭和54年、鹿児島県大崎町で義理の弟を殺害した罪などで懲役10年の刑が確定し、服役しましたが、一貫して無実を訴えています。
3度目の再審請求では、去年、最高裁判所が地裁と高裁の判断を覆して再審を認めない異例の決定をし、ことし3月に弁護団が4度目となる再審の申し立てを行いました。
その審理が鹿児島地方裁判所で続く中、裁判官と検察官、それに弁護団が12日、非公開で現場を訪れました。
弁護団によりますと、現場では、殺人事件ではなく自転車の事故だったとする弁護団の主張に沿った状況が再現され、側溝に転落した義理の弟役の男性を自宅があった場所に運ぶなどしたということです。
弁護団によりますと、裁判官が直接、現場の状況を確かめるのは最初の再審請求の時の平成8年以来、24年ぶりとなります。
弁護団で事務局長を務める鴨志田祐美弁護士は、「百聞は一見にしかずで、裁判所にもそれが伝わったと思います。アヤ子さんを救える最大の手応えと感じている」と話しています。
3度目の再審請求では、去年、最高裁判所が地裁と高裁の判断を覆して再審を認めない異例の決定をし、ことし3月に弁護団が4度目となる再審の申し立てを行いました。
その審理が鹿児島地方裁判所で続く中、裁判官と検察官、それに弁護団が12日、非公開で現場を訪れました。
弁護団によりますと、現場では、殺人事件ではなく自転車の事故だったとする弁護団の主張に沿った状況が再現され、側溝に転落した義理の弟役の男性を自宅があった場所に運ぶなどしたということです。
弁護団によりますと、裁判官が直接、現場の状況を確かめるのは最初の再審請求の時の平成8年以来、24年ぶりとなります。
弁護団で事務局長を務める鴨志田祐美弁護士は、「百聞は一見にしかずで、裁判所にもそれが伝わったと思います。アヤ子さんを救える最大の手応えと感じている」と話しています。
ソース:NHK ニュース