Hiện Furigana
小学5年女児殺害の罪 被告に無期懲役の判決
2016-10-03 05:38:03

去年1月、福岡県豊前市で、顔見知りだった小学5年生の女の子を殺害した罪などに問われた47歳の被告に、福岡地方裁判所小倉支部は「あらかじめ殺害を計画していたわけではなく、死刑を科すほど生命軽視の度合いが大きいとは言えない」として、無期懲役を言い渡しました。
福岡県豊前市の土建業、内間利幸被告(47)は去年1月、豊前市で顔見知りだった小学5年生の10歳の女の子を首を絞めて殺害したなどとして、殺人と死体遺棄などの罪に問われました。
検察が死刑を求刑したのに対し、被告の弁護士は「殺意はなかった」などとして無期懲役より軽い刑にするよう求めていました。
3日の判決で、福岡地方裁判所小倉支部の柴田寿宏裁判長は「わいせつ行為の発覚を免れるため殺害を決意し、被害者の夢や希望、前途ある未来をすべて奪い去った。被告には同じような犯罪の前科があり、立ち直りは困難と言わざるをえない」と指摘しました。
その一方で、「あらかじめ殺害を計画していたわけではなく、死刑を科すほど生命軽視の度合いが大きいとは言えない。刑事責任は重大だが、同じような事件の中で突出した残虐性があるとは言えない」と述べ、内間被告に無期懲役を言い渡しました。
検察が死刑を求刑したのに対し、被告の弁護士は「殺意はなかった」などとして無期懲役より軽い刑にするよう求めていました。
3日の判決で、福岡地方裁判所小倉支部の柴田寿宏裁判長は「わいせつ行為の発覚を免れるため殺害を決意し、被害者の夢や希望、前途ある未来をすべて奪い去った。被告には同じような犯罪の前科があり、立ち直りは困難と言わざるをえない」と指摘しました。
その一方で、「あらかじめ殺害を計画していたわけではなく、死刑を科すほど生命軽視の度合いが大きいとは言えない。刑事責任は重大だが、同じような事件の中で突出した残虐性があるとは言えない」と述べ、内間被告に無期懲役を言い渡しました。
被害者の両親「納得できない」
判決について、被害者の両親は代理人の弁護士を通してコメントを出し、「死刑判決でなかったことは納得できません。娘のためにも、そして、2度と被害者を出さないためにも、遺族としては強く死刑判決を求めたいと思います」と綴っています。
ソース:NHK ニュース