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宮城・気仙沼 子どもの心のケアの研修会
2016-10-11 09:32:19

東日本大震災で大きな被害を受け、今もおよそ4900人が仮設住宅での生活を余儀なくされている宮城県気仙沼市で、11日、仮設住宅に暮らす子どもたちの心のケアについて考える研修会が開かれました。
気仙沼市の教育委員会が開いた研修会には市内の小中学校などの教職員およそ35人が集まりました。
震災のあと、子どもの心のケアにあたってきた山形大学の上山眞知子教授が講演し、「震災の発生から5年半以上がたち、被災地の子どもたちは震災そのもののショックより、復興が進むことに伴う環境の変化で心が不安定になることが多くなる」と指摘しました。そのうえで、「周りの大人は『いつも気にかけている』というメッセージを伝え、安心して話ができる環境を整え続けることが重要だ」と説明しました。
気仙沼市教育委員会の藤山篤指導主事は「新たな住まいに移る子どもがいる一方で、仮設住宅にとどまる子どもも多く、子どもの間で気持ちの格差が生まれている。それぞれの子どもに合った綿密な心のケアが必要だと思う」と話していました。
震災のあと、子どもの心のケアにあたってきた山形大学の上山眞知子教授が講演し、「震災の発生から5年半以上がたち、被災地の子どもたちは震災そのもののショックより、復興が進むことに伴う環境の変化で心が不安定になることが多くなる」と指摘しました。そのうえで、「周りの大人は『いつも気にかけている』というメッセージを伝え、安心して話ができる環境を整え続けることが重要だ」と説明しました。
気仙沼市教育委員会の藤山篤指導主事は「新たな住まいに移る子どもがいる一方で、仮設住宅にとどまる子どもも多く、子どもの間で気持ちの格差が生まれている。それぞれの子どもに合った綿密な心のケアが必要だと思う」と話していました。
ソース:NHK ニュース