Hiện Furigana
逆走事故 正しい目撃情報が警察署幹部に伝わらず
2016-10-11 20:18:24

新潟県柏崎市で起きた車の逆走事故をめぐり、警察が逆走した車について誤って発表していた問題で、正しい目撃情報が現場の警察官に寄せられていたにもかかわらず、その内容が警察署の幹部には伝わっていなかったことが、警察への取材でわかりました。警察は、担当者らに聞き取りを行い、情報伝達のミスが起きた原因を調査することにしています。
この事故は10日夜、新潟県柏崎市の国道116号線で軽ワゴン車と乗用車が正面衝突し、双方に乗っていた2人が死亡したもので、警察は、軽ワゴン車が道路を逆走したと誤って発表していました。
警察は、衝突によって、2台の車の位置関係がよくわからなくなっていたことなどが誤りにつながったと説明しています。
その後の調べで、乗用車が逆走していたという正しい目撃情報が、現場にいた柏崎警察署の警察官に伝えられていたことが警察への取材でわかりました。
この情報は、その後、現場にいた別の警察官にも伝えられましたが、警察署の幹部には伝わらず、正しい目撃情報が生かされなかったということです。
警察は当時、対応した警察官らに聞き取りを行い、情報伝達のミスが起きた原因を調査することにしています。
新潟県警察本部は「ご遺族の方々に多大なご迷惑をかけ、大変申し訳ない。真相究明に努めたい」としています。
警察は、衝突によって、2台の車の位置関係がよくわからなくなっていたことなどが誤りにつながったと説明しています。
その後の調べで、乗用車が逆走していたという正しい目撃情報が、現場にいた柏崎警察署の警察官に伝えられていたことが警察への取材でわかりました。
この情報は、その後、現場にいた別の警察官にも伝えられましたが、警察署の幹部には伝わらず、正しい目撃情報が生かされなかったということです。
警察は当時、対応した警察官らに聞き取りを行い、情報伝達のミスが起きた原因を調査することにしています。
新潟県警察本部は「ご遺族の方々に多大なご迷惑をかけ、大変申し訳ない。真相究明に努めたい」としています。
警察署幹部が遺族に謝罪
この問題で、11日夜遅く、逆走した車を運転していたと警察に発表された石川浩さんの自宅を柏崎警察署の幹部2人が訪れ、遺族に謝罪しました。
この中で、警察の幹部は長男の裕之さんや親族に対し、「多大なるご迷惑をおかけし、大変、申し訳ございませんでした」と謝罪したということです。
そのうえで、警察側からは事故当時の詳しい状況のほか、情報伝達のミスなど不備があり、発表の誤りにつながったといった経緯が説明されたということです。
これを受けて、長男の裕之さんは「警察の説明にある程度は納得できたが、謝って済む問題なのかという思いは残る。2度と同じことが起きないよう、警察には当事者の立場に立って、あらゆる可能性を考え、捜査を尽くしてほしい」と話していました。
この中で、警察の幹部は長男の裕之さんや親族に対し、「多大なるご迷惑をおかけし、大変、申し訳ございませんでした」と謝罪したということです。
そのうえで、警察側からは事故当時の詳しい状況のほか、情報伝達のミスなど不備があり、発表の誤りにつながったといった経緯が説明されたということです。
これを受けて、長男の裕之さんは「警察の説明にある程度は納得できたが、謝って済む問題なのかという思いは残る。2度と同じことが起きないよう、警察には当事者の立場に立って、あらゆる可能性を考え、捜査を尽くしてほしい」と話していました。
ソース:NHK ニュース