地下鉄ちかてつサリン事件じけんの被害ひがい者しゃを対象たいしょうに都内とないで健康けんこう診断しんだん

２に１いち年ねん前まえ、東京とうきょうで起おきた地下鉄ちかてつサリン事件じけんでは「事件じけんのあと目めが見みえづらくなった」などの症状しょうじょうに今いまも悩なやまされる人ひともいる中なか、被害ひがい者しゃを対象たいしょうにした健康けんこう診断しんだんが１いち５ご日にち、都内とないで実施じっしされました。

２に１いち年ねん前まえの平成へいせい７なな年ねん３月さんがつ２に０ぜろ日にちにオウム真理教おうむしんりきょうが猛毒もうどくの神経しんけいガス「サリン」をまいた地下鉄ちかてつサリン事件じけんでは、１いち３さん人にんが死亡しぼうしたほかおよそ６ろく３さん０ぜろ０ぜろ人にんが被害ひがいを受うけ、「事件じけんのあと目めが見みえづらくなった」などの症状しょうじょうに今いまも悩なやまされる人ひともいます。

ＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじん「リカバリー・サポート・センター」では、事件じけんの被害ひがい者しゃを対象たいしょうにした健康けんこう診断しんだんを毎年まいとし開ひらいていて、訪おとずれた人ひとたちは心電図しんでんずなどの検査けんさを受うけたほか医師いしや看護かんご師しに健康けんこう状態じょうたいを申告しんこくしていました。
診断しんだんに訪おとずれた５ご３さん歳さいの男性だんせいは「目めは今いまも疲つかれやすいです。ここに来くると詳くわしく話はなしを聞きいてもらえてほかの被害ひがい者しゃとも情報じょうほう交換こうかんできるので安心あんしんできます」と話はなしていました。

問診もんしんにあたった日本にっぽん医科いか大学だいがくの大久保おおくぼ善朗よしろう医師いしは「サリン被害ひがいの症状しょうじょうは現在げんざいも続つづいている。今後こんごも当面とうめんは健康けんこう診断しんだんを行おこない、被害ひがい者しゃのサポートを続つづけたい」と話はなしていました。

健康けんこう診断しんだんは、今月こんげつ２に９きゅう日にちには埼玉さいたま県けん越谷こしがや市しで、来月らいげつ１いち２に日にちと１いち３さん日にちには東京とうきょう・渋谷しぶや区くで行おこなわれる予定よていで、問い合といあわせは「リカバリー・サポート・センター」０ぜろ３さん－５ご９きゅう１いち９きゅう－０ぜろ８はち７なな８はちです。

ソース：NHK ニュース