Hiện Furigana
視覚障害者の転落事故で緊急フォーラム
2016-10-16 09:37:15
視覚障害のある人が駅のホームから転落する事故が後を絶たないことから、障害者みずからがホームの安全について考え、提案していく緊急フォーラムが都内で開かれました。
このフォーラムは、ことし8月、東京・港区の地下鉄のホームで盲導犬を連れた視覚障害のある男性が線路に転落して死亡するなど、事故が後を絶たないことを受け、視覚障害者の団体が緊急に開きました。
東京・新宿区で開かれたフォーラムにはおよそ70人が参加し、はじめに転落事故で亡くなった人たちに黙とうをささげました。ホームの安全について、参加者はホームドアの早期設置を求めるとしたうえで、視覚障害者が安全に移動できるよう、ホーム全体にわたって線状の誘導ブロックを設置してほしいと訴えました。
このほか、ホームの端に立つと音が聞こえる仕組みを導入することや、改札時にICカード上で視覚障害者であることを示し、駅員の支援を受けやすくするのはどうかという提案も出されました。
主催団体の会長を務める今野真紀さんは、「私自身もホーム上で何度も怖い思いをしたことがあります。このフォーラムをきっかけに、多くの視覚障害者が安全に利用できるホームになってほしいと願っています」と話していました。
東京・新宿区で開かれたフォーラムにはおよそ70人が参加し、はじめに転落事故で亡くなった人たちに黙とうをささげました。ホームの安全について、参加者はホームドアの早期設置を求めるとしたうえで、視覚障害者が安全に移動できるよう、ホーム全体にわたって線状の誘導ブロックを設置してほしいと訴えました。
このほか、ホームの端に立つと音が聞こえる仕組みを導入することや、改札時にICカード上で視覚障害者であることを示し、駅員の支援を受けやすくするのはどうかという提案も出されました。
主催団体の会長を務める今野真紀さんは、「私自身もホーム上で何度も怖い思いをしたことがあります。このフォーラムをきっかけに、多くの視覚障害者が安全に利用できるホームになってほしいと願っています」と話していました。
同じ日にも事故 参加者「要因解明を」
大阪の近鉄の駅で16日、視覚障害のある男性がホームから線路に転落し、死亡した事故について、フォーラムに参加した視覚障害者の50代の女性は「本当にショックです。怖い思いをしながら駅を利用している人は多いと思います。対策を考える必要があると思いますが、ただ駅員が声かけをするとか、ホームドアを設置するのではなく、いろいろなところで転落事故が起きる要因は何なのかをはっきり解明していかなくてはいけないと思います」と話していました。
ソース:NHK ニュース