Hiện Furigana
沖縄県知事 差別的発言で県警本部長に抗議
2016-10-20 09:13:11
沖縄のアメリカ軍北部訓練場の警備のため大阪府警から派遣された機動隊員が差別的な発言をした問題で、翁長知事は20日、沖縄県警察本部の池田克史本部長を県庁に呼び、「言語道断で許されるものではない」と厳しく抗議しました。これに対し池田本部長は、「許しがたい発言で、県民の皆様に深くおわび申し上げたい」と陳謝しました。
この問題は、沖縄のアメリカ軍北部訓練場のヘリコプター発着場の建設に反対する人たちに対し、現場の警備のため派遣されていた大阪府警の機動隊員が土着の人を意味する「土人」などと差別的な発言をしたものです。
これを受けて、沖縄県の翁長知事は20日午後、沖縄県警察本部の池田克史本部長を県庁に呼び、「沖縄県民の感情を逆なでし、悲しみに陥らせるような言葉だ。言語道断で、到底許されるものではない」と厳しく抗議しました。
これに対し池田本部長は「まさかそんなことを言うわけないだろうと思い、動画を見たら驚がくした。極めて遺憾で許しがたい発言であり、県民の皆様に深くおわび申し上げたい。責任を痛感している」と陳謝しました。
そのうえで、池田本部長は「冷静沈着に対応するよう指導しているが、もう1度、虚心たん懐に見直すことも考えたい」と述べ、機動隊への指導の在り方を見直す考えを示しました。
これを受けて、沖縄県の翁長知事は20日午後、沖縄県警察本部の池田克史本部長を県庁に呼び、「沖縄県民の感情を逆なでし、悲しみに陥らせるような言葉だ。言語道断で、到底許されるものではない」と厳しく抗議しました。
これに対し池田本部長は「まさかそんなことを言うわけないだろうと思い、動画を見たら驚がくした。極めて遺憾で許しがたい発言であり、県民の皆様に深くおわび申し上げたい。責任を痛感している」と陳謝しました。
そのうえで、池田本部長は「冷静沈着に対応するよう指導しているが、もう1度、虚心たん懐に見直すことも考えたい」と述べ、機動隊への指導の在り方を見直す考えを示しました。
菅官房長官「許すまじき行為」
菅官房長官は午後の記者会見で、「今回の機動隊員の発言は許すまじき行為で、警察が再発防止など適切に厳しく対応する。安倍政権は、沖縄の基地負担軽減にできることはすべて行い、目に見える形で実現するという強い決意で、私も担当大臣として取り組んでいる。1つ1つ現実と向き合いながら、目に見える形で実績をあげることに全力で取り組んでいる」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は「北部訓練場は、地元の国頭村や東村が早期返還を要望している。返還されれば、沖縄の負担軽減にもなると思っており、政府として移設工事を着実に進めて、年内の返還に向けて全力で取り組んでいきたい」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は「北部訓練場は、地元の国頭村や東村が早期返還を要望している。返還されれば、沖縄の負担軽減にもなると思っており、政府として移設工事を着実に進めて、年内の返還に向けて全力で取り組んでいきたい」と述べました。
ソース:NHK ニュース