Hiện Furigana
不動産投資装い1億円超詐欺 元社長に懲役10年判決
2016-10-24 08:36:35
カンボジアでの不動産投資を装って高齢者らから合わせて1億を超える現金をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた東京にあった不動産会社の元社長に対し、横浜地方裁判所は「老後の蓄えを失った被害者たちの苦痛は大きい」などとして、懲役10年の判決を言い渡しました。
東京・渋谷区にあった「FIRST不動産」の元社長、米澤靖之被告(56)は、鹿児島県の当時78歳の女性など高齢者11人に、「カンボジアの不動産を代わりに買ってくれれば高値で買い取る」などとうその話を持ちかけ、合わせて1億2000万円余りをだまし取ったなどとして、詐欺などの罪に問われました。
24日の判決で、横浜地方裁判所の片山隆夫裁判長は「有名企業や公的機関をかたって高齢者を信用させる手口は悪質で、老後の蓄えを失った被害者たちの苦痛は大きい」として、懲役10年の判決を言い渡しました。
また、この会社の元副社長ら4人に対しても、懲役4年6か月から10年の判決が言い渡されました。
被害者の弁護団によりますと、この会社をめぐっては全国の100人余りが被害を訴えていて、被害額はおよそ23億円に上るということです。また、被害者の多くが、だまし取られた現金が戻ってきていないということです。
裁判のあとの会見で、600万円をだまし取られたと訴えている神奈川県内に住む70代の女性は、「亡くなった夫が稼いでくれたお金を取られ、ほかの家族にも相談できず、とても苦しい気持ちでした。被害弁償はわずかで到底許せません。全部返してもらいたいです」と話していました。
24日の判決で、横浜地方裁判所の片山隆夫裁判長は「有名企業や公的機関をかたって高齢者を信用させる手口は悪質で、老後の蓄えを失った被害者たちの苦痛は大きい」として、懲役10年の判決を言い渡しました。
また、この会社の元副社長ら4人に対しても、懲役4年6か月から10年の判決が言い渡されました。
被害者の弁護団によりますと、この会社をめぐっては全国の100人余りが被害を訴えていて、被害額はおよそ23億円に上るということです。また、被害者の多くが、だまし取られた現金が戻ってきていないということです。
裁判のあとの会見で、600万円をだまし取られたと訴えている神奈川県内に住む70代の女性は、「亡くなった夫が稼いでくれたお金を取られ、ほかの家族にも相談できず、とても苦しい気持ちでした。被害弁償はわずかで到底許せません。全部返してもらいたいです」と話していました。
ソース:NHK ニュース