Hiện Furigana
日本赤軍メンバーの裁判で多くの誤訳 鑑定で判明
2016-10-27 08:55:50
日本赤軍のメンバーで、インドネシアの日本大使館の襲撃事件に関わったとして殺人未遂の罪などに問われている城崎勉被告の裁判で、インドネシア語の通訳に多くの間違いがあったことが異例の鑑定によってわかりました。
国際手配されていた日本赤軍のメンバー、城崎勉被告(68)は、アメリカで服役したあと、去年、日本に送還され、1986年にインドネシアのジャカルタで日本大使館に金属弾が撃ち込まれた事件で殺人未遂の罪などに問われていますが、裁判で無罪を主張しています。
先月30日に行われたインドネシアの捜査官などの証言で、通訳のしかたに不審な点があったことから、東京地方裁判所は、通訳が正しかったか検証する異例の鑑定を行い、27日、その結果が明らかにされました。
それによりますと、捜査官は、当時の服装について「私服」と証言したのに「警察の服」と訳されたり、指紋採取の研修を終えた時期について「1983年」と証言したのに「1985年」と訳されたりするなど、多くの間違いがあったということです。
一方、重要な証言については、その場で繰り返し確認していたため、審理に重大な影響はないということです。最高裁判所によりますと、裁判所の通訳としてことし4月の時点で全国で3840人が登録されていますが、多くは中国語や英語などで、インドネシア語のように、通訳できる人が少ない言語の質の確保が課題となっています。
先月30日に行われたインドネシアの捜査官などの証言で、通訳のしかたに不審な点があったことから、東京地方裁判所は、通訳が正しかったか検証する異例の鑑定を行い、27日、その結果が明らかにされました。
それによりますと、捜査官は、当時の服装について「私服」と証言したのに「警察の服」と訳されたり、指紋採取の研修を終えた時期について「1983年」と証言したのに「1985年」と訳されたりするなど、多くの間違いがあったということです。
一方、重要な証言については、その場で繰り返し確認していたため、審理に重大な影響はないということです。最高裁判所によりますと、裁判所の通訳としてことし4月の時点で全国で3840人が登録されていますが、多くは中国語や英語などで、インドネシア語のように、通訳できる人が少ない言語の質の確保が課題となっています。
ソース:NHK ニュース