Hiện Furigana
大川小津波訴訟 石巻市が控訴の方針 議会に伝える
2016-10-28 03:35:50

東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校の児童の遺族が訴えた裁判で、石巻市は、仙台地方裁判所が14億円余りの賠償を支払うよう命じた判決を不服として控訴する方針を、28日午前、市議会側に伝えたことがわかりました。30日開かれる予定の臨時議会で、承認を得たいとしています。
震災の津波で犠牲になった石巻市の大川小学校の74人の児童のうち、23人の児童の遺族が訴えた裁判で仙台地方裁判所は、26日、「市の広報車が避難を呼びかけたのを教員らが聞いた時点で、津波が到達する危険を予測できた」と指摘して、石巻市と宮城県に対し原告全員に合わせて14億2600万円余りの賠償を支払うよう命じました。
これを受けて、石巻市は、対応を検討していましたが、判決を不服として仙台高等裁判所に控訴する方針を28日午前、市議会側に伝えたことがわかりました。
30日開かれる予定の臨時議会に控訴の承認を求める議案を提出することにしています。
一方、宮城県の村井知事は28日午前、「現時点では控訴するかどうかは決めていない。石巻市で臨時議会が開かれるという話も出ているので、石巻市とよく話し合って判断したい」と述べました。
原告の弁護士は、石巻市の控訴の方針を受けて「極めて不当で、判決を重く受け止めると言いながら、遺族の感情を逆なでする遺憾な対応だ。遺族と協議の場を持ち対応を検討したい」と話しています。
これを受けて、石巻市は、対応を検討していましたが、判決を不服として仙台高等裁判所に控訴する方針を28日午前、市議会側に伝えたことがわかりました。
30日開かれる予定の臨時議会に控訴の承認を求める議案を提出することにしています。
一方、宮城県の村井知事は28日午前、「現時点では控訴するかどうかは決めていない。石巻市で臨時議会が開かれるという話も出ているので、石巻市とよく話し合って判断したい」と述べました。
原告の弁護士は、石巻市の控訴の方針を受けて「極めて不当で、判決を重く受け止めると言いながら、遺族の感情を逆なでする遺憾な対応だ。遺族と協議の場を持ち対応を検討したい」と話しています。
ソース:NHK ニュース