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富裕層の申告漏れ 過去最多の516億円に
2016-10-28 19:34:07

昨年度、全国の国税局が行った税務調査で、いわゆる富裕層に対してこれまでで最も多い516億円の申告漏れを指摘したことが、国税庁のまとめでわかりました。
国税庁によりますと、昨年度、多額の資産や収入があるいわゆる富裕層を対象に行った税務調査は4377件で、合わせて516億円の申告漏れを指摘したということです。
前の年度より30%余り増え、同じ方法でデータを取り始めた平成21年度以降、最も多くなりました。これまでに120億円の所得税を追徴課税したということです。富裕層の申告漏れ1件当たりの金額は1179万円で、海外投資などを行っている場合は、その2.5倍の2970万円に上りました。
国税庁は「富裕層の海外取引などの情報収集を強化したことが背景にある」として、今後も富裕層に対する税務調査に重点的に取り組む方針で、現在は東京や大阪など3つの国税局に設置している専門の対策チームを、来年7月以降、全国に拡大することにしています。
前の年度より30%余り増え、同じ方法でデータを取り始めた平成21年度以降、最も多くなりました。これまでに120億円の所得税を追徴課税したということです。富裕層の申告漏れ1件当たりの金額は1179万円で、海外投資などを行っている場合は、その2.5倍の2970万円に上りました。
国税庁は「富裕層の海外取引などの情報収集を強化したことが背景にある」として、今後も富裕層に対する税務調査に重点的に取り組む方針で、現在は東京や大阪など3つの国税局に設置している専門の対策チームを、来年7月以降、全国に拡大することにしています。
ソース:NHK ニュース