Hiện Furigana
1票の格差 7月の参院選 東京高裁は「違憲状態」
2016-11-02 07:13:02

ことし7月の参議院選挙でいわゆる1票の格差が最大で3.08倍だったことについて、東京高等裁判所は「違憲状態」だったとする判決を言い渡しました。一方で、選挙の無効を求める訴えは認めませんでした。
7月の参議院選挙では、選挙区によって議員1人当たりの有権者の数に最大で3.08倍の格差があり、2つの弁護士のグループが「投票価値の平等に反し、憲法に違反する」として、選挙の無効を求める訴えを各地で起こしました。
このうち、東京と神奈川の選挙区を対象にした判決で、東京高等裁判所の河野清孝裁判長は、1票の格差が「違憲状態」だったという判断を示しました。一方で、国会が格差是正に向けた取り組みをしていて、憲法違反とまでは言えないとして、選挙の無効は認めませんでした。
参議院選挙の1票の格差をめぐっては、最高裁判所が、最大で4.77倍だった3年前の選挙を「違憲状態」と判断し、ことしの選挙では、定数是正のためいわゆる「合区」が初めて導入されて格差が縮小していました。一連の裁判の判決はこれで14件となり、「違憲状態」が9件、「合憲」が5件となっています。
このうち、東京と神奈川の選挙区を対象にした判決で、東京高等裁判所の河野清孝裁判長は、1票の格差が「違憲状態」だったという判断を示しました。一方で、国会が格差是正に向けた取り組みをしていて、憲法違反とまでは言えないとして、選挙の無効は認めませんでした。
参議院選挙の1票の格差をめぐっては、最高裁判所が、最大で4.77倍だった3年前の選挙を「違憲状態」と判断し、ことしの選挙では、定数是正のためいわゆる「合区」が初めて導入されて格差が縮小していました。一連の裁判の判決はこれで14件となり、「違憲状態」が9件、「合憲」が5件となっています。
ソース:NHK ニュース