Hiện Furigana
五輪会場見直し 長沼ボート場視察せず報告書
2016-11-02 11:12:58

東京オリンピック・パラリンピックのボート・カヌーの競技会場の見直しで、宮城県内への変更を候補の1つとして提案した東京都の調査チームが、現地を視察せずに最初の報告書をまとめていたことが都議会の委員会で明らかになりました。
2日に開かれた東京オリンピック・パラリンピックの運営などについて議論する都議会の特別委員会では、都の調査チームの対応について審議が行われました。
この中で、調査チームが9月にまとめた最初の報告書で、ボート・カヌーの競技会場の候補の1つとして提案された宮城県登米市の長沼ボート場について、チームのメンバーが現地を視察したうえで提案したのかと議員が質問したのに対し、都は、報告書の公表後の先月中旬に小池知事が視察した際に同行したと答え、現地を視察せずに報告書をまとめていたことが明らかになりました。
これに対し議員は、「視察せずに報告書を作成するのは説得力に欠ける」と指摘しました。
また、別の議員は、最初の報告書の公表前に、調査チームを統括する上山信一特別顧問が宮城県の村井知事に直接、打診していたことについて「会場の変更や競技団体との交渉は、窓口となる組織委員会を通じて行われるべきで、越権行為ではないか」と述べ、調査チームの行動は、本来のルールを無視した行為だと批判しました。
調査チームについては、ほかの議員からも責任や権限があいまいで、報告書の作成に至る過程も不透明だという意見が相次ぎ、特別委員会では引き続き審議を続けることにしています。
この中で、調査チームが9月にまとめた最初の報告書で、ボート・カヌーの競技会場の候補の1つとして提案された宮城県登米市の長沼ボート場について、チームのメンバーが現地を視察したうえで提案したのかと議員が質問したのに対し、都は、報告書の公表後の先月中旬に小池知事が視察した際に同行したと答え、現地を視察せずに報告書をまとめていたことが明らかになりました。
これに対し議員は、「視察せずに報告書を作成するのは説得力に欠ける」と指摘しました。
また、別の議員は、最初の報告書の公表前に、調査チームを統括する上山信一特別顧問が宮城県の村井知事に直接、打診していたことについて「会場の変更や競技団体との交渉は、窓口となる組織委員会を通じて行われるべきで、越権行為ではないか」と述べ、調査チームの行動は、本来のルールを無視した行為だと批判しました。
調査チームについては、ほかの議員からも責任や権限があいまいで、報告書の作成に至る過程も不透明だという意見が相次ぎ、特別委員会では引き続き審議を続けることにしています。
ソース:NHK ニュース