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昨年度の不適切な公金取り扱い1兆2000億円余 過去2番目
2016-11-07 05:44:55

会計検査院は昨年度の検査の結果、国の支出などで不適切な取り扱いをされた公金が1兆2000億円余りに上ったとする報告書をまとめました。このうち1兆円余りは預金保険機構の利益剰余金を有効に活用することなどを求めたもので、全体では過去2番目に多い金額になりました。
会計検査院は平成27年度の検査結果を報告書にまとめ、河戸光彦院長が7日午後、安倍総理大臣に手渡しました。
報告書によりますと、国の支出のむだづかいなど公金の不適切な取り扱いは455件、合わせて1兆2189億円余りで、平成21年度に次いで過去2番目に多くなりました。
このうち大部分を占める1兆964億円は預金保険機構の利益剰余金です。
かつての金融危機に、公的資金を投入して取得した金融機関の株の一部をその後売却して生じたもので、国庫に納付するなどして有効に活用するよう求めました。
また道路などの安全対策を重点的に検査したのも特徴で、災害時に支援物資を緊急輸送する道路にかかる橋が、補強工事をしたあとも耐震基準を満たしていないことや、高速道路会社が過積載のトラックを排除するために設けた制度が十分機能していないことなどを指摘しました。
河戸院長は「インフラや資金などの『ストック』に関する検査で大きな金額の指摘ができた。今後、東京オリンピックに投じられる国費についても検査していきたい」と話しています。
報告書によりますと、国の支出のむだづかいなど公金の不適切な取り扱いは455件、合わせて1兆2189億円余りで、平成21年度に次いで過去2番目に多くなりました。
このうち大部分を占める1兆964億円は預金保険機構の利益剰余金です。
かつての金融危機に、公的資金を投入して取得した金融機関の株の一部をその後売却して生じたもので、国庫に納付するなどして有効に活用するよう求めました。
また道路などの安全対策を重点的に検査したのも特徴で、災害時に支援物資を緊急輸送する道路にかかる橋が、補強工事をしたあとも耐震基準を満たしていないことや、高速道路会社が過積載のトラックを排除するために設けた制度が十分機能していないことなどを指摘しました。
河戸院長は「インフラや資金などの『ストック』に関する検査で大きな金額の指摘ができた。今後、東京オリンピックに投じられる国費についても検査していきたい」と話しています。
ソース:NHK ニュース