Hiện Furigana
浄水場整備工事で収賄容疑の職員 業者に現金要求か
2016-11-10 03:09:12

埼玉県内にある浄水場の整備工事をめぐる汚職事件で、収賄の疑いで逮捕された水道業務を担う役所の職員が、贈賄側の業者に対し「金に困っている」と伝え、現金を要求していたことがわかり、警視庁は、賄賂を持ちかけていたと見て調べを進めています。職員は容疑を否認しているということです。
この事件で警視庁は、埼玉県の坂戸、鶴ヶ島水道企業団の浄水課の主査、鴨志田穂積容疑者(60)が、この企業団が管理する浄水場の整備工事をめぐって、都内の水道工事会社が工事を受注できるよう、去年6月の入札で便宜を図った見返りに、現金20万円を受け取ったとして収賄の疑いで逮捕し、贈賄の疑いで逮捕した元社長の秋山信芳容疑者(48)とともに10日午前、送検しました。
その後の調べで、鴨志田主査が秋山元社長に「金に困っている」と告げ、現金を要求していたことが警視庁への取材でわかりました。秋山元社長は会社の書類を入れた封筒の中に現金を紛れ込ませ、部下の従業員を通じて、鴨志田主査に手渡していたということです。鴨志田主査はキャバクラなどの飲食店で接待も受けていたということで、警視庁は、鴨志田主査が賄賂を持ちかけていたと見て調べを進めています。
警視庁によりますと、2人は現金の授受は認めていますが、賄賂の趣旨は否認しているということです。
その後の調べで、鴨志田主査が秋山元社長に「金に困っている」と告げ、現金を要求していたことが警視庁への取材でわかりました。秋山元社長は会社の書類を入れた封筒の中に現金を紛れ込ませ、部下の従業員を通じて、鴨志田主査に手渡していたということです。鴨志田主査はキャバクラなどの飲食店で接待も受けていたということで、警視庁は、鴨志田主査が賄賂を持ちかけていたと見て調べを進めています。
警視庁によりますと、2人は現金の授受は認めていますが、賄賂の趣旨は否認しているということです。
ソース:NHK ニュース