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ヘリ発着場工事の中止求める裁判始まる 沖縄
2016-11-10 10:29:38

沖縄県にあるアメリカ軍北部訓練場のヘリコプター発着場の建設をめぐり、建設予定地の近くの住民が国に対し工事の中止を求めている裁判が、10日から那覇地方裁判所で始まり、住民側が騒音被害を訴えたのに対し、国側は訴えを退けるよう主張しました。
沖縄本島北部にあるアメリカ軍北部訓練場では、日米両政府の合意に基づいて敷地のおよそ半分を日本に返還する条件になっているヘリコプター発着場の建設工事が進められ、すでに2か所が完成し、ことし7月から残る4か所の工事が進められています。これに対し、工事現場に近い東村の住民31人は、今後、騒音がさらに大きくなり健康が維持できなくなるとして、国に対し工事の中止を求める訴えを起こしています。
那覇地方裁判所で10日から始まった裁判で、原告を代表して安次嶺雪音さんが「騒音は言葉で表せないほどひどく、眠ることができません。すべての発着場が完成すれば確実に暮らすことができなくなってしまう」などと述べました。これに対し、国の担当者は「具体的な被害を十分立証できていない」などとして訴えを退けるよう求めました。
ヘリコプター発着場をめぐっては、建設に反対する人たちが工事現場の周辺で抗議活動を続け、警察の機動隊員らともみ合いになって逮捕者も出ています。住民側は、早期に工事を止める必要があるとして、裁判所に仮処分も申し立てています。
那覇地方裁判所で10日から始まった裁判で、原告を代表して安次嶺雪音さんが「騒音は言葉で表せないほどひどく、眠ることができません。すべての発着場が完成すれば確実に暮らすことができなくなってしまう」などと述べました。これに対し、国の担当者は「具体的な被害を十分立証できていない」などとして訴えを退けるよう求めました。
ヘリコプター発着場をめぐっては、建設に反対する人たちが工事現場の周辺で抗議活動を続け、警察の機動隊員らともみ合いになって逮捕者も出ています。住民側は、早期に工事を止める必要があるとして、裁判所に仮処分も申し立てています。
ソース:NHK ニュース