福島ふくしま第だい一いちの廃はい炉ろ費用ひようで東電とうでん 多た分野ぶんやで他社たしゃと連携れんけいし捻出ねんしゅつ

東京とうきょう電力でんりょくの廣瀬ひろせ直己なおき社長しゃちょうは、巨額きょがくに膨ふくらむと見込みこまれている福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょの廃はい炉ろ費用ひようなどを捻出ねんしゅつするため、火力かりょく発電はつでんや送配そうはい電でん、それに原子力げんしりょく発電はつでんなど、あらゆる分野ぶんやで他社たしゃとの連携れんけいを検討けんとうし、経営けいえいの効率こうりつ化かを進すすめる考かんがえを明あきらかにしました。

これは、東京とうきょう電力でんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの事故じこの賠償ばいしょうや廃はい炉ろの費用ひようをどう賄まかなうかを検討けんとうする国くにの有識者ゆうしきしゃ会議かいぎで、廣瀬ひろせ社長しゃちょうが明あきらかにしました。この中なかで、廣瀬ひろせ社長しゃちょうは年間ねんかん数すう千せん億おく円えん規模きぼに膨ふくらむ可能かのう性せいがあると見込みこまれている廃はい炉ろ費用ひようなどを捻出ねんしゅつするため、経営けいえいの効率こうりつ化かを進すすめる考かんがえを示しめしました。

具体ぐたい的てきには、火力かりょく発電はつでん事業じぎょうについては、中部ちゅうぶ電力でんりょくと来年らいねんの春はるをめどに全面ぜんめん的てきな統合とうごうの合意ごういを目指めざしているほか、送配そうはい電でん事業じぎょうでも、ほかの電力でんりょく会社かいしゃと連携れんけいを進すすめることで、事業じぎょう規模きぼを拡大かくだいし、コストを削減さくげんするとしています。

また、原子力げんしりょく事業じぎょうについては、経済けいざい産業さんぎょう省しょうから案あんが示しめされている事業じぎょうを分社ぶんしゃ化かしたうえでの他社たしゃとの連携れんけいには踏み込ふみこまず、安全あんぜん対策たいさくや廃はい炉ろ事業じぎょうなど分野ぶんやごとに連携れんけいするという説明せつめいにとどめました。

会議かいぎの後のち、廣瀬ひろせ社長しゃちょうは記者きしゃ団だんに対にたいし、「どういう経営けいえい改革かいかくの可能かのう性せいがあり、どう福島ふくしまに還元かんげんできるかを話はなしたが、どの分野ぶんやの連携れんけいも相手あいてもあることなので、これから話はなしていかなければならない」と述のべました。

ソース：NHK ニュース