Hiện Furigana
大規模陥没 1週間ぶり通行再開 福岡市が賠償金仮払いへ
2016-11-15 03:13:29

福岡市のJR博多駅前の道路が大規模に陥没した事故で、復旧工事が終わり、15日早朝、1週間ぶりに現場での通行が再開されました。これを受けて、福岡市は会見し、陥没で被害を受けた事業所などに対して、年内を目標に賠償金の一部を仮払いする方針を示しました。
今月8日、福岡市博多区のJR博多駅前の道路が縦横およそ30メートルにわたって大規模に陥没した現場では15日早朝、復旧工事が終わり、午前5時に通行が再開されました。
現場で通行ができるようになるのは今月8日以来、1週間ぶりで、これに伴い、福岡市は現場付近の3つのビルに出していた避難勧告を午前5時に解除しました。
通行の再開を受けて、陥没の原因になったと見られる地下鉄工事を発注した福岡市は午前、記者会見を開きました。
この中で、福岡市は陥没事故の影響で経済的な被害を受けたという相談が14日までに96件寄せられているとして、今後、工事の施工業者と共同で被害状況を確認したうえで、補償を進めていく考えを示しました。
さらに、福岡市は対象となる店や事業所の中には中小企業や個人経営の店舗が多く、できるだけ早い対応をしたいとして、賠償金が確定する前に年内を目標に一部を仮払いする方針も示しました。
また、福岡市などは、店や事業者などからの相談に応じるため、午後1時から、専用ダイヤルを開設し、電話での相談を受け付けるということです。
現場で通行ができるようになるのは今月8日以来、1週間ぶりで、これに伴い、福岡市は現場付近の3つのビルに出していた避難勧告を午前5時に解除しました。
通行の再開を受けて、陥没の原因になったと見られる地下鉄工事を発注した福岡市は午前、記者会見を開きました。
この中で、福岡市は陥没事故の影響で経済的な被害を受けたという相談が14日までに96件寄せられているとして、今後、工事の施工業者と共同で被害状況を確認したうえで、補償を進めていく考えを示しました。
さらに、福岡市は対象となる店や事業所の中には中小企業や個人経営の店舗が多く、できるだけ早い対応をしたいとして、賠償金が確定する前に年内を目標に一部を仮払いする方針も示しました。
また、福岡市などは、店や事業者などからの相談に応じるため、午後1時から、専用ダイヤルを開設し、電話での相談を受け付けるということです。
通行再開を喜ぶ声
現場では通勤する人たちから道路の通行再開を喜ぶ声が聞かれました。
21歳の男性は「アルバイト先に行くために、この道路はよく使っていたので通れるようになってうれしいです。これだけ早く通れるようになったのは、すごいと思います」と話していました。
23歳の女性は「近くに職場があり、遠回りしないといけなかったので、思ったより早く通行できるようになり、よかったです。福岡市内ではいろんなところで地下鉄の工事をやっているので、ほかでも同じことが起きないように強度などをきちんと調べてほしいです」と話していました。
21歳の男性は「アルバイト先に行くために、この道路はよく使っていたので通れるようになってうれしいです。これだけ早く通れるようになったのは、すごいと思います」と話していました。
23歳の女性は「近くに職場があり、遠回りしないといけなかったので、思ったより早く通行できるようになり、よかったです。福岡市内ではいろんなところで地下鉄の工事をやっているので、ほかでも同じことが起きないように強度などをきちんと調べてほしいです」と話していました。
営業再開した立体駐車場では
陥没した道路に面し、車の出入りができなくなっていた立体駐車場も営業を再開し、近くの会社に通うビジネスマンなどが早速、利用していました。
JR博多駅前にある立体駐車場は、出入り口の前の道路が大規模に陥没して営業できなくなり、陥没が起きたときに駐車していた110台の車が出庫できなくなっていました。
道路の通行が再開され、駐車場があるビルに出されていた避難勧告が解除されたことを受けて、運営会社は午前8時、1週間ぶりに営業を再開し、近くの会社に通うビジネスマンなどが早速、利用していました。
運営会社によりますと、陥没が起きたとき時間貸しを利用していた4台については代金を無料とし、月ぎめで契約しながら車を出せなかったり、駐車できなかったりした利用者には今後、補償について、福岡市と協議していくとしています。
駐車に訪れた福岡市の会社員の女性は、「ここが使えない間は離れた場所にある駐車場を利用しなければならなかったので不便でした」と話していました。
立体駐車場の「紙与パーキング駅三」の運営会社の吉留浩一さんは「陥没が起きたのが朝の早い時間だったので、駐車している車が日中より少なかったのが幸いでした。1週間で営業が再開できたので、ひとまず安心しています」と話していました。
JR博多駅前にある立体駐車場は、出入り口の前の道路が大規模に陥没して営業できなくなり、陥没が起きたときに駐車していた110台の車が出庫できなくなっていました。
道路の通行が再開され、駐車場があるビルに出されていた避難勧告が解除されたことを受けて、運営会社は午前8時、1週間ぶりに営業を再開し、近くの会社に通うビジネスマンなどが早速、利用していました。
運営会社によりますと、陥没が起きたとき時間貸しを利用していた4台については代金を無料とし、月ぎめで契約しながら車を出せなかったり、駐車できなかったりした利用者には今後、補償について、福岡市と協議していくとしています。
駐車に訪れた福岡市の会社員の女性は、「ここが使えない間は離れた場所にある駐車場を利用しなければならなかったので不便でした」と話していました。
立体駐車場の「紙与パーキング駅三」の運営会社の吉留浩一さんは「陥没が起きたのが朝の早い時間だったので、駐車している車が日中より少なかったのが幸いでした。1週間で営業が再開できたので、ひとまず安心しています」と話していました。
道路に面した不動産会社では
福岡市のJR博多駅前の道路が大規模に陥没した事故で、道路に面したビルに入る不動産会社は、事故の翌日に営業を再開し、ビルの裏の入り口から客を案内していました。
そして、道路の通行再開を受けて、午前10時から道路に面した入り口から客が入れるようになりました。この会社を訪れる客は事故のあと、14日まで1組にとどまり、従業員を通常の7人から3人程度に減らして対応していたということです。
不動産会社の待鳥有紀店長代理は「お客様にはまだ不安な面もあるかもしれませんが、いつもの『はかた駅前通り』に戻ったので、店に来てもらいたい」と話していました。
そして、道路の通行再開を受けて、午前10時から道路に面した入り口から客が入れるようになりました。この会社を訪れる客は事故のあと、14日まで1組にとどまり、従業員を通常の7人から3人程度に減らして対応していたということです。
不動産会社の待鳥有紀店長代理は「お客様にはまだ不安な面もあるかもしれませんが、いつもの『はかた駅前通り』に戻ったので、店に来てもらいたい」と話していました。
バスも運行再開
西鉄の路線バスはけさの始発便から通常ルートでの運行を再開しました。
西鉄の路線バスはJR博多駅前の道路が通行できなくなったため、2つの路線で現場周辺を、う回して運行していました。
西鉄は道路の通行が再開したことを受けて、始発便から1週間ぶりに通常ルートでの運行を再開しました。現場の道路では午前6時すぎに博多駅方面から天神に向かう始発便が定刻どおり通過していました。
通勤で現場周辺のバス停を利用しているという福岡市南区の女性は「勤め先がバス停のすぐそばにあるので、再開して本当に助かります。道路の復旧に向けて頑張ってくれた方々に感謝します」と話していました。
西鉄の路線バスはJR博多駅前の道路が通行できなくなったため、2つの路線で現場周辺を、う回して運行していました。
西鉄は道路の通行が再開したことを受けて、始発便から1週間ぶりに通常ルートでの運行を再開しました。現場の道路では午前6時すぎに博多駅方面から天神に向かう始発便が定刻どおり通過していました。
通勤で現場周辺のバス停を利用しているという福岡市南区の女性は「勤め先がバス停のすぐそばにあるので、再開して本当に助かります。道路の復旧に向けて頑張ってくれた方々に感謝します」と話していました。
ソース:NHK ニュース