「乗客じょうきゃくも声こえ掛かけを」 障害しょうがい者しゃのホーム転落てんらく防止ぼうしで

視覚しかく障害しょうがいのある人ひとが、駅えきのホームから転落てんらくする事故じこが相次あいついでいることを受うけ、首都しゅと圏けんの鉄道てつどう各社かくしゃは、障害しょうがい者しゃがホームの端はじを歩あるくなど、危険きけんが迫せまっている時ときには、乗客じょうきゃくにも積極せっきょく的てきに声こえを掛かけてもらおうと呼よびかけるキャンペーンを始はじめました。

キャンペーンは、ことし８月はちがつに東京とうきょうメトロ銀座ぎんざ線せんの駅えきで、視覚しかく障害しょうがいのある男性だんせいが線路せんろに転落てんらくして死亡しぼうするなど、障害しょうがい者しゃがホームから転落てんらくする事故じこが相次あいついでいることを受うけ、ＪＲ東日本じぇいあ-るひがしにほんや東京とうきょうメトロなど首都しゅと圏けんの鉄道てつどう会社かいしゃ１いち３さん社しゃが、２に５ご日にちから始はじめました。

２に５ご日にちはＪＲじぇいあ-る新宿しんじゅく駅えきに各社かくしゃの駅員えきいんが集あつまり、駅えきの利用りよう者しゃに「危険きけんを感かんじたらすぐ呼よびかけを」などと書かかれたポケットティッシュを配くばり、障害しょうがい者しゃがホームの端はじを歩あるくなど危険きけんが迫せまっているのを見みかけた際さいには、積極せっきょく的てきに声こえを掛かけるよう呼よびかけました。

一方いっぽう、鉄道てつどう各社かくしゃは職員しょくいんに対にたいし「白しろいつえを持もったお客様おきゃくさま、止とまってください」などと声こえを掛かけられた人ひとに、自分じぶんのことだと気付きづいてもらうため、個人こじんを特定とくていして呼よびかけるよう指導しどうしているということです。

国土こくど交通こうつう省しょうによりますと、平成へいせい２に６ろく年度ねんどに全国ぜんこくでホームから転落てんらくしたケースは３さん６ろく７なな３さん件けんに上のぼり、このうち視覚しかく障害しょうがい者しゃの転落てんらくは８はち０ぜろ件けんでした。

ＪＲ東日本じぇいあ-るひがしにほんサービス品質ひんしつ改革かいかく部ぶの鈴木すずき寛幸ひろゆき課長かちょう「こうした呼よびかけを継続けいぞくすることで、利用りよう者しゃの間まで声こえを掛け合かけあうことが浸透しんとうしてほしい」と話はなしています。

ソース：NHK ニュース