Hiện Furigana
陥没現場付近が再び沈む 埋め戻し用の土砂の重さで地盤圧縮か
2016-11-26 03:12:09

26日未明、福岡市のJR博多駅前の大規模に道路が陥没した現場付近で、再び道路が最大で深さ7センチほど沈んでいるのが見つかり、現場付近はおよそ4時間にわたって通行止めになりました。福岡市は「沈下は陥没の埋め戻しに使用した特殊な土砂の重さで地盤が圧縮されたことによるもので、今後、通行止めになるような路面の沈下は考えられない」としています。
26日午前1時半すぎ、JR博多駅前の大規模に道路が陥没し15日に通行が再開されたばかりの現場で、工事の作業員から「道路が5センチほど沈んでいる」と警察に通報がありました。
警察や福岡市が確認したところ、今月8日に陥没が起きた現場の付近で、長さ数十メートルにわたって、最大で深さおよそ7センチ、車道の中心でおよそ6センチ沈んでいるがわかりました。
また、車道と歩道の境目でひび割れも数か所、確認されました。
このため警察は26日午前1時45分から、周辺で車を通行止めにしましたが、地盤に特に異常は見られず、埋設されたライフラインへの影響もないことが確認されたとして、午前5時半、交通規制を解除しました。
福岡市と陥没現場の埋め戻しを行った事業者は記者会見で、「沈下は陥没を埋め戻すために使用した流動化処理土という特殊な土砂の重みで、地盤が圧縮されたため起きた」との見方を示しました。そのうえで福岡市交通局の角英孝建設部長は「通行止めを招いてしまい大変申し訳ありませんでした。今後、通行止めになるような路面の沈下は考えられないが、24時間態勢で路面の状況を監視する」と述べました。
警察や福岡市が確認したところ、今月8日に陥没が起きた現場の付近で、長さ数十メートルにわたって、最大で深さおよそ7センチ、車道の中心でおよそ6センチ沈んでいるがわかりました。
また、車道と歩道の境目でひび割れも数か所、確認されました。
このため警察は26日午前1時45分から、周辺で車を通行止めにしましたが、地盤に特に異常は見られず、埋設されたライフラインへの影響もないことが確認されたとして、午前5時半、交通規制を解除しました。
福岡市と陥没現場の埋め戻しを行った事業者は記者会見で、「沈下は陥没を埋め戻すために使用した流動化処理土という特殊な土砂の重みで、地盤が圧縮されたため起きた」との見方を示しました。そのうえで福岡市交通局の角英孝建設部長は「通行止めを招いてしまい大変申し訳ありませんでした。今後、通行止めになるような路面の沈下は考えられないが、24時間態勢で路面の状況を監視する」と述べました。
専門家「注意深く観察し迅速に対応を」
JR博多駅前の大規模に道路が陥没した現場付近で、再び道路の沈み込みが見つかったことについて、地盤工学が専門の九州大学の安福規之教授は「陥没現場の埋め戻しに使った流動化処理土が十分に行きわたっていなかったか、その下にあった緩んでいる層、あるいは不安定な層が流動化処理土の重みで沈下したのではないか」と指摘しています。
そのうえで安福教授は「路面の沈下や地下水位の変化を注意深く観察し、変化の兆しがあれば、迅速に対応を取らなければならない。しっかりとした原因究明を行うとともに、適切な深さまでボーリング調査を行って、流動化処理土が十分に充填(じゅうてん)され、安定した道路が作られているのかどうか確認する必要もある」と話しています。
そのうえで安福教授は「路面の沈下や地下水位の変化を注意深く観察し、変化の兆しがあれば、迅速に対応を取らなければならない。しっかりとした原因究明を行うとともに、適切な深さまでボーリング調査を行って、流動化処理土が十分に充填(じゅうてん)され、安定した道路が作られているのかどうか確認する必要もある」と話しています。
ソース:NHK ニュース