Hiện Furigana
東海地震判定会「変化は観測していない」
2016-11-28 11:34:02

東海地震の判定会は28日定例の会合を開き、「現在のところ、東海地震に直ちに結びつくと見られる変化は観測していない」という見解をまとめました。
東海地震の判定会は28日午後、気象庁で開かれ、先月から今月にかけて東海地震の想定震源域やその周辺で観測されたデータを検討しました。
それによりますと、愛知県のプレート境界付近を震源とする低周波地震が先月16日から21日にかけてと先月24日から26日にかけて観測され、愛知県と静岡県、それに長野県の複数の観測点でわずかな地殻変動が観測されたということです。こうした現象は、プレート境界が数日から1週間程度かけてゆっくりとずれ動く「短期的ゆっくりすべり」によって発生したと推定され、この地域では、過去にもたびたび起きているということです。
また26日と27日は、長野県のプレート境界付近でも低周波地震が観測されたということです。
また、浜名湖付近の地下で観測されていた、プレート境界が数年かけてゆっくりとずれ動く「長期的ゆっくりすべり」は、地殻変動が小さくなっていることから動きが緩やかになっていると考えられるということです。
このほかに特段の変化を示すようなデータは得られておらず、判定会は、「現在のところ、東海地震に直ちに結びつくと見られる変化は観測していない」という見解をまとめました。
判定会の会長を務める東京大学地震研究所の平田直教授は、「長野県での低周波地震はこれまでも観測されていて、今後も活動を注意深く監視したい。浜名湖付近の地下での『長期的ゆっくりすべり』は終息へ向かっていると見られるが、もう少しデータを見ないと判断できず、注意深く監視する必要がある」と話しています。
それによりますと、愛知県のプレート境界付近を震源とする低周波地震が先月16日から21日にかけてと先月24日から26日にかけて観測され、愛知県と静岡県、それに長野県の複数の観測点でわずかな地殻変動が観測されたということです。こうした現象は、プレート境界が数日から1週間程度かけてゆっくりとずれ動く「短期的ゆっくりすべり」によって発生したと推定され、この地域では、過去にもたびたび起きているということです。
また26日と27日は、長野県のプレート境界付近でも低周波地震が観測されたということです。
また、浜名湖付近の地下で観測されていた、プレート境界が数年かけてゆっくりとずれ動く「長期的ゆっくりすべり」は、地殻変動が小さくなっていることから動きが緩やかになっていると考えられるということです。
このほかに特段の変化を示すようなデータは得られておらず、判定会は、「現在のところ、東海地震に直ちに結びつくと見られる変化は観測していない」という見解をまとめました。
判定会の会長を務める東京大学地震研究所の平田直教授は、「長野県での低周波地震はこれまでも観測されていて、今後も活動を注意深く監視したい。浜名湖付近の地下での『長期的ゆっくりすべり』は終息へ向かっていると見られるが、もう少しデータを見ないと判断できず、注意深く監視する必要がある」と話しています。
ソース:NHK ニュース